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ローバンド用実践リグ私的考察 その2

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公開日 2006年4月9日  最終更新日 2006年4月9日 by JE2UFF

 風と黄砂が強くて無線に出ることが出来なかったので、先に書いたローバンドのリグは何が良いのかについて、更にインターネットを駆使しいろいろな情報を収集してみました。すると、意外な結果が見えてきたのです。以下は長文ですので、興味が有る方は読んでください。
 ネット上でローバンドの使用に絶えうるリグと言うと、FT-1000が最初に上がってきます。やはり、誰もが絶賛するリグのようで、とにかく静かだと言うことだそうです。従って、ローバンド独特のノイズの中でも弱い信号が良く聞こえるとのこと。これは今でこそ古くなりましたが、J-FETの2SK125をクワッドで使用したフロントエンドの作りが良くできているからだと思います。また、同じFT-1000でも、後期型の方が電源ハム対策がされている事と、BPF切り替えのダイオードが変更され歪み対策がされているとか。このBPFやフィルタの切り替えに何時の頃からかダイオードスイッチが良く使われるようになりましたが、このダイオードスイッチが実は曲者で、信号の通過時に歪みを生じるようです。これを嫌って、IC-7800は全てメカニカルリレーを使用しているとの事。メカニカルはメカニカルで機械部分の信頼性の問題は有りますが、信号の通過による歪みは、半導体ではないですから直線性に問題は全くなく良いのかもしれませんね。
 後、意外だったのがFT-1011。基本構成はFT-1000(1021)と同じとのことで結構つかえるそうですが、FT-1000のインパクトが強すぎてその陰に隠れてしまった感が強いですね。中古では安いので、意外と買いの一品だとか。ただATTが20dBしかないのが辛いですが。
 


 また、K2やORION2に見るように出来る限り回路はシンプルな方が歪みをなくす部分が無くて良いと前回も書きました。これは必須で、トリプルコンバージョンよりダブルの方がやはり良いようです。
 そして話題のアナログIF対デジタルIFですが、その違いについて面白い記事も有りました。やはり、使用するDSPやFWによりIF DSPの場合はノイズが気になる事と、AGCの構造が上げられるようです。
 デジタルIFで悪い方の代名詞に上げられるリグにTS-870Sが有ります。デジタルフィルタの割に切れが良くないとか、弱い信号が聞こえないとか、AGCの効きが遅いとか、いろいろと言われています。何故か解りませんが、ローバンドのリグでKENWOODのリグが良いと言う話を聞きません。もともとの味付けが、初心者受けするようにアンテナをつないだときにノイズレベルが上がるような感じの設定になっているからでしょうか?
 KENWOODの話は置いといて、AGCの話ですが、アナログAGCの場合は信号がQSBの谷間で落ちていった時、聞こえなくなるのですが、何となく信号の存在が解る感じがします。ここが大きなポイントで、信号のエンベロープがアナログなので、落ち込んで聞こえなくなった時点でも軌道と言うか軌跡が解るので、信号の存在が解るのはないでしょうか。
 これがデジタルの場合、エンベロープもデジタルでかつスレッシュホールドレベルが存在するため、信号が落ち込んだときに無くなる感じ、つまり消えてしまう感じになるのです。この症状がTS-870Sは顕著に出るので、弱い信号が聞こえない、消えると言う感じに成ると思います。
 従って、この辺がローバンドでデジタルIFの人気が無い理由の一つかもしれません。IC-756PRO2のざわつきも、やはりこのデジタルIFの影響なのかもしれません。ネット上ではPRO3になってもこの辺は改善されていないとのこと。むしろ、この辺のリグはハイバンドで真価を発揮するのかもしれません。
 ローバンドを体験したことにより、いろいろとリグの特性に興味を持ち調べてまいりましたが、ローバンド専門にやるなら、現状ではFT-1000が一番良いようです。(FTDX-9000とIC-7800のローバンド運用に関する記事が少なく解らないので)この次当たりに、IC-780、IC-760PRO当たりが来るようです。また、意外と人気なのがIC-741、IC-750Aで、FT-1000が出る前まではかなり実践的なリグだったようです。
 しかし、ハイバンドも捨てがたいという人にはMARK-Vが良いようですね。DSPを切り離すことも出来るし、ローバンド用のアイテムも付いていますので。ただ、FT-1000に比べると若干ノイスが多いようです。
 以上は、当局がインターネットからの情報を元に考察した内容であり、ひとつの私的意見でこれが正しいという事ではなく、データからこのように分析も出来ると言う一例と言うことをご了承ください。
 前にご紹介した実測による受信特性ですが、オリジナルの出所を探したのですが見つけることが出来ませんでした。(bookmarkしていなかったので、内容をコピーしたデータのみ保管)
 変わりに、同じ情報を書いてあるページを見つけましたので興味の有る方は見てください。
 DXerから見た各社トランシーバの評価
 K2 Receive Performance Comparisons
 The third order intercept point. (IP3)
 メーカー別データ

ABOUT ME
JE2UFF
年々若者のアマチュア無線人口が減る中、何時までも現役でやり続けたく、若き日の想い出を胸に、熱き思いを忘れないように「燃えよDX」と言うタイトルを付けました。単身赴任以降、過熱するDXスロットゲームに違和感を覚え、主力だったHFのアンテナも下ろしてしまったこともあり、燃えるような情熱からいろんな楽しみ方が有るんだ。そう思えるようになって、タイトルもむせん見聞録に変更しコツコツマイペースでやってます。 最近は6mの面白さのハマっています。
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