公開日 2006年2月21日 最終更新日 2006年2月21日 by JE2UFF_Toshi
今日、日経のHPを見ていて面白い記事が載っていました。中国の北京での話ですが、中国は一人っ子政策の為に基本的には兄弟はいません。従って、甘やかされて育てられているために人に対する思いやりに欠け、自分勝手とよく言われます。
そんな中、北京の若者の趣味でアマチュア無線が流行っているらしい。一人っ子政策により他人とのコミュニケーションが下手と言われている若者が、アマチュア無線を通してコミュニケーション不足の解消や人と触れ合うことにより人を思いやる気持ちが増加し、個人主義から助け合いの気持ちが生まれているそうだ。
以外だったのは、モービル局が多く人気が有ると言うことだ。
一例として、山道にツーリングに出掛けた帰り、路肩より車輪を脱輪し動けなくなった。当たりは人里離れており、一通りが少なく当然助けを求められる状況ではなかった。そんな時、アマチュア無線を使い救助を求めた所、たまたま近くを通っていた局が救助に向かい、無事助けることが出来たと言うことだ。
正に、絵に描いたような出来事だが、これぞアマチュア無線と言う感じでもある。
近年日本では、携帯電話やインターネットの普及によりアマチュア無線離れが進んでいる。キング・オブ・ホビーと言われた時代も有ったが、今は意気消沈している状況だ。そんな中、やはり人との出会いやコミュニケーションを求めるには一番良いような感じはする。
ネットのように匿名性を利用し悪いことや中傷を働くことも殆ど無い。自分の無線技術の興味によって行う部分が多いアマチュア無線こそ、現代の忘れかけていた事を思い出させてくれる物ではないかと、ふと思うような記事であった。人間十人十色であり、性格も考え方も異なる。しかし、同じ趣味で集まる仲間の気持ちは、みな基本的には同じだと思う。アマチュア無線を通しての出会いは、大切にしていきたい事ですね。
中国でのアマチュア無線の流行は,中国語とおぼしきUCの増加とも関係があるのでしょうか?
7MHzのCWバンドでのSSBのUCは何とかしてもらいたいですね。
全部が全部だとは思いませんが、どうなんでしょうね。むしろ、もっと南の方の漁業無線の方が問題ですよね。いずれにしても、いろんなところで混信してますからなんとかしてほしいですね。