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熱暴走対策

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公開日 2006年8月22日  最終更新日 2018年4月21日 by JE2UFF_Toshi

 いやあ、私の使用しているPROCO CT-677は設計も古いし回路図もない。これがまた1時間程度運用すると触れないくらいに熱くなり、そのうちにCRTの画面が磁気嵐のようにざわざわになる。
 内部を調査すると、どうも2Ω15Wのセメント抵抗で13.8Vをドロップさせていきなり5Vの三端子レギュレータに突っ込んでいるので、約9Vの1Aで13.8Vから5Vでは9Wが熱として消費される。使い方が尋常ではない。
 そこで、奮起しまずジャンパーしてある三端子部分に10Vのレギュレータを追加し、13.8V→10V→5Vの2段後世に変更。これでも10Vから5Vでは結構な消費電力だ。
 しかし、この対策だけでは不十分。若干延命したが、最終的に1時間程度で同一症状が発生する。もともとCT-678と言う9インチCRT内蔵ガタと同じ回路構成の物を、高さ3cm程度の超薄型ケースに入れているから熱がこもって当たり前。
 最終手段として、セメント抵抗とレギュレータの当たりに穴を開けFANを取り付けた。FANは吸い出しではなく吹き込みとし、セメント抵抗やレギュレータのヒートシンクに風を当て、その風が下のスリットを通り外に逃げるようにした。
 

677.jpg

  見た目は少々悪いが、冷却効果は抜群。2時間程度連続運転しても、ケースは殆ど熱くならない。前は触れないほど熱かったので雲泥の差、熱暴走もしなくなり非常に大満足。
 しかし、こんな工作をした私は熱くて熱暴走しそうでした。

ABOUT ME
JE2UFF_Toshi
年々若者のアマチュア無線人口が減る中、何時までも現役でやり続けたく、若き日の想い出を胸に、熱き思いを忘れないように「燃えよDX」と言うタイトルを付けました。単身赴任以降、過熱するDXスロットゲームに違和感を覚え、主力だったHFのアンテナも下ろしてしまったこともあり、燃えるような情熱からいろんな楽しみ方が有るんだ。そう思えるようになって、タイトルもむせん見聞録に変更しコツコツマイペースでやってます。 最近は6mの面白さのハマっています。
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