公開日 2009年9月6日 最終更新日 2018年7月29日 by JE2UFF_Toshi
暑い日が続いていたので、最後の完成にまで届かなかったSoftRock lite。だいぶ涼しくなってきたので、どうにか集中力が続きそうな気配なので、サボっていたコア巻きを行い動作確認をすることにした。
使用する電源とケーブルの予備が見つからなかったので、両方で兼用で使用し動作確認を行った。部品点数も少なく、SMDも極端に小さくないので割りと簡単に組み立てられるのだが、コイルを巻くのが一苦労。
従来、アンテナのマッチングに使用しているコアとは雲泥の差が有るくらい小さい。2つあるうちの上が、40m用で下が160m用のSoftRockだ。
160m等は直径が10mm無いトロイダルコアにエナメル線を70ターン弱巻くのだが、小さいのでワイヤーがキンクしやすくその度に巻き戻して伸ばして巻きなおしを行う。
暑い日では集中力が無くなり何回巻いたかも記憶が疎かになる。
出来上がった物は電源ラインのショートを最低確認し、サウンドカードに接続する。評価に使ったThinkPadX61のマイク入力はモノラルなので、間にあまっていたONKYOのSE-55を使用してUSBで接続。
動作確認にはVE3NEAが作成したフリーのRockyを使用する。160mは昼間の為ノイズとビートを確認しただけだが、40mは国内局の信号を聞くことが出来た。
こんなちっちゃな50mmx20mm程度の大きさで、たいした部品ものっていない基板であるが、一丁前に良く聞こえる。Rockyのスペクトラムスコープで信号にマウスでクリックし合わせると、ThinkPadX61のスピーカーから心地よりCWの符号が聞こえてくる。何時も聞いている250Hzのフィルターを通した音質ではなく、むしろジェネカバ受信機で聞いたような音質だ。
96KHzのサウンドカードをしようしておりますので、96KHzの帯域が確保出来ますので、同時に40mの7100以下を受信することが出来るのです。
Rockyのスコープを見るだけで、バンドの開け具合が瞬間的に解るので非常に便利ですね。それこそCWSkimmerを同時に使用すればQRVしているCWは同時に解読できることになります。
次のステップとしてSoftRock v9.0 Lite+USB Xtall Receiver with Si570 and Electronically Switched BPF Kitを注文してあり、昨日発送したとの連絡を受けました。今度のはオールバンド(HF)になりますので、BPFユニットの部分の作成が大変そうです。
キットが完成したら、今度はちゃんとしたケースに入れてSDR受信機として完成させて見たいと思います。これが、年末に掛けて今年後半の工作計画ですね。
これからはずんずん涼しくなってくるので、工作も楽しそうですね。