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公開日 2017年3月12日 最終更新日 2018年9月4日 by JE2UFF_Toshi
さて、最初の機器入れ替え資料が無事東海総通へ渡ったということから、次の資料に備えて色々とチェックしだしている。
特に防護指針についてはいろいろと面倒くさいことを皆さんから聞いているので、まずはその辺をチェック。無線局面のソフトを使わして頂き、所定の数値を入れて自動計算をしてもらう。
430MHzの160エレは、ビームパターンが鋭くて放射角はだいたい10°くらいなんです。従って、サイドローブの出方も非常に少ないんですね。
心配だったので、クリエイトデザインにお願いしてカタログ用の放射パターンを出してもらいました。水平と垂直の両方で、私の場合には水平で使用するのでデータの垂直と水平が入れ替わる感じかな。
アンテナの地上高と隣の家のアンテナに一番近い場所は、二階のベランダになるようで、そこに2mの人の高さを付加すると、一番近い位置の地上高は5mになる。
アンテナまでの地上高から5mを引き、かつ国土地理が提示している地図を元にタワーの下から一番近い場所までの距離を計算する。
そして三角関数を用いてアンテナから対象物までの俯角を計算する。この時点で俯角はだいたい50°くらい。
先に出していただいたビームパターンから俯角位置での放射電力を見ると、-40dBくらいの値になっている。最悪ケースでも-30dBかな。
この値を用いて防護指針を計算すると、アンテナのフロントゲインが24.8dBiもあっても俯角のマイナス分が有るので、計算上はSSB等の場合には殆ど電界強度が小数点以下になるようで、空欄になってしまう。
RTTY等のF1BとかF1Dでやっと数値が出てくるが、ぜんぜん許容範囲以内。
この方法で本当に良いのだろうか?
確かにHF等の場合にはビームパターンがブロードなので、俯角が有ってもあまり影響しないような状況ですが、UHFの鋭いビームの場合には俯角の減衰量がすごく効いてくるみたい。
なんとなく心配なんですが、論理的に行けば確かにその通りなんですよね。
とりあえず一旦、ビームパターン資料も付けてこの計算結果で出してみるかな。
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