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公開日 2017年8月16日 最終更新日 2018年7月28日 by JE2UFF_Toshi
長らくメインで運用してきたHFから、昨年当たりより432MHzのEMEに挑戦すべく準備を進めておりました。理由は単身赴任中であり、QRV時間が限られる事とHFのコンディションが落ちてきたと同時に、マナーも一緒に落ちてきたからでした。
2mでの運用も考えましたが、アンテナが家と干渉することとより一層困難なバンドに挑戦という事で432MHzを選びました。1.2GHzでも良かったのですが準備が間に合いませんでした。
2016年ルーフタワーに取り付けた4 x 20H(5WL)のアンテナでワッチを開始し、DK3WGの信号は聞くことができました。聞こえるのであれば、QSOのチャンスが有るのではと考えてタワーへこの4 x 20Hを移設しました。
このアンテナを使用して、何とか50WでもHB9QとQSOすることが出来ました。これは相手局の設備に助けられましたね。
その後翌年の2017年には、アンテナを倍の8 x 20Hに変更しました。
アンテナが倍になったことで、ゲインも約28dBにまで上昇しました。アンテナを変えたことによりDK3WG、DL7APV、OK1DFCの3局ともQSOが出来たのです。しかし、見える局にはその他OH、ES、UA、YL等沢山有ったのですが、やはりパワー不足から相当コンディションが良くないと無理だということが分かりました。
4月よりQROの準備を始めました。まずはリグをIC-911DからIC-9100へ変更。機種を旧機種からの変更申請を実施しました。変更受理後に今度はQROの申請です。
430MだけのQROのため、作成書類も少なくかつクリエイトから頂いた偏波データが大活躍しました。アンテナがハイゲインになるのですが、逆に指向性が鋭くなり俯角での減衰量が大きくなり、電波防護指針が意外と簡単にクリアできたという事です。
4月には試験電波の発射届けを出すことが出来、5月の連休中に試験電波を発射するまでにこぎつけました。
東海総合通信局の指示に従い、半径50m以内の家から電波障害調査票を全て入手するように指示を受け、5月の連休中に試験電波を3日間に渡り、午前、午後、夜間の3回、計9回の試験電波を発射し、全ての家から調査票をもらった事です。
しかしながら、監査員の病欠と重なり実際に監査を受けたのは7月末となりました。工事完了届けを出してから2ヶ月後になります。
この調査票が大きく効いたのと、430Mの単一バンドと言う事も有り変更審査自体は自宅のTVI検査とアンテナ外観チェック、実電力測定のみで完了しました。
QRO後はやはりQSO効率はグンと上がりました。見えている局は大体出来るようになったので、非常に楽しくなりました。
また、JT65BではなくCWでのQSOも2局達成しております。CWでのEMEは160mで初めてEUとやったときのような感じを受けました。430MのCWで海外のコールサインが聞こえて、かつQSBで浮き沈みをする感じは、本当にHFのCWの信号のように感じました。
これからはこのバンドをメインとして、マイペースで実施していきたいと思います。また、次のチャレンジとしては1.2Gのハイパワーを目指して準備していきたいと思います。
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