公開日 2018年5月19日 最終更新日 2018年5月19日 by JE2UFF_Toshi
こんばんは。今日はARIですが、昨晩からの前線の影響で強風が吹き荒れておりました。15時頃からやっと収まりだしたので、タワーを伸ばしワッチ開始。
しかし、全然見えない・・・?
いつも通りVK4EMEからお声がかかり、こちらの信号をチェックしてもらいました。調子が良いようで、-14くらいで届いているようです。もっとも、先方のアンテナが良いということもありますが。
しかし、先方の信号は全く見えません。いつもなら同等レベルではモニターできるのですが?ハテ?
しばらくして、DL7APVが出てきました。流石に彼の信号なら十分強く来るだろうと予測していたんですが、-25と予想外の信号レベル。
もしや?先日のDK3WGの信号も弱かった・・・こちらの信号はあまり変わらないようなので、そう考えると受信系の問題。
大きな変化点は、LNAの変更。今まで使用していたLNAは入力側のリレーの耐入力が500W等ないものだった。しっかり切り替えが完了後にパワーを出せば、基本的には溶着してしまうことは無いとは思うが、何らかの影響でSWRが変化したときなどが非常に怖い。
そんなこともあって、LNAと切り替え部分を自作して作り直しました。リレーもちゃんと耐入力があるCX800Nで送受を切り替え、偏波切り替えはCX600Nを使用しました。
その際に、LNAはATF-531P8の高IP品に変えたのですが、これが従来のLNAと比較すると1段構成でゲインが20dB弱。もともとがアンテナゲインもそんなに高い方ではないので、もう少しゲインが必要だとは思っていた。
従来品は28dB位あるので-10dBになったことになる。これが、全くその通りでAPVのWGの信号が大体今までより-10dBほど低いから、LNAの性能がもろ出ていることになる。
従って、今まで-22dB程度でデコードできていた信号はすべて-32dB以下となりデコードできないということだ。
せっかくリレーの耐入力を増やしたのになんの意味もない。もう1段LNAをかますか、最初から2段のモノにするかです。本当は、多少NFが悪化しても2段にしたほうが弱い信号もデコードできるようになりそうなので、やってみる価値は十分にある。
幸いにも、LNAを2個積み上げられる構造で作ってあるので、やってみるかな。やっぱりATF-531P8の1段LNAは16八木とかパラボラ組が使うものなんだろうな。2八木や8八木の小八木グループは2段でないと駄目だなってことが、今回身にしみてよくわかりました。
奥が深いなぁ〜。