公開日 2018年6月22日 最終更新日 2018年6月22日 by JE2UFF_Toshi
昨日、新しいLNAをウクライナに注文を入れたので、今度はそれとこの前作ったシーケンサーに対応するように、新たな小型リレーユニットを作成してみた。
現状のものは、LNAの電源ラインを送信時に切り離す様になっているだけのものです。
今度作ったのはこんなやつで、送信時にLNAの電源ラインが切り離され、LNA側ではGNDに落ちるようにした。これで電源ラインへの回り込みがあっても大丈夫じゃないかな。
更に、前回作ったこれ連動してLNAのON/OFFを手元で出来るようにした。
実は、今までのものはLNA無しでは使わないよねと、ライン上で常にLNAが入った状態となっている。つまり、受信時は常にLNAが入っている。つまり、アンテナの特性を図ろうとするときには、送信状態にしなければいけないんだ。
これって非常にめんどくさいので、リレーを更に追加してLNAの切り離しが出来るようにした。リレーとコネクタが増えるので、本当はロスの観点からあまり良くないんだよね。
TX/RXを別々の同軸で行う2線式にしても、LNAの切り離しを行うには2回のリレーであれば1つ、1回路のリレーなら2つ必要になるので、結果的には同じ。ただ、ハイパワー対応だって言うこと以外には関係ないかな。
日本の電波法上の最大出力であれば、CX600で十分だから特に2線式にする必要もないかなって思っている。JT65で1KWを連続で出すのであれば2線式にして高価なハイパワーリレーを省く方法もあるが、電波法違反になるので現状では今のリレーでも問題はない。
EMEはパワーだよりのように思われるけど、実際にはHFと同じで見えないものはコールできない。偏波面が合わなかったり、ファラデーローテーションの影響を受けたりとアンテナの改善の方が大きいかな。
だからDL7APVも11エレの128アレーなんて巨大なアンテナを作るんだよね。そもそもの目的が50W以下のシングル八木の局とQSOするためらしいから。それだけの理由であんな巨大なアンテナを数年かけて作るんだからすごいスピリットだ。
まあ、私もLNAをいじくり回しているんで、それだけHFとは違った面白さがあるってことでしょうかね。430MHzのCWで、海外のコールサインが聞こえたときには本当に感動しましたから。