FET SWの破壊対策をずっと考えている中で、回り込み対策をどうしようかと考えていた。W6PQLによれば電源ラインにコアを巻けとアドバイスであるが、コアと一言で言っても特性的に合っていなければ効果は薄い感じもしないわけではない。
という事で、購入できそうなコアの中で特性的なものを選んでみた。やはりTDK製通いと思うのだが、高価であることと、一般に売っているものでは種類が少ないと言う事があげられる。
大量購入するような業者であれば、色んな種類が簡単に買えるのだろうが、個人では買っても10個程度なので、なかなか難しいところが有る。
そういうときには、やはり秋月電子が便利で、あそこで売っているパッチンコアで特性的に合うようなものを見つけるのが一番手っ取り早い。
台湾のCore Master Enterpriseと言うところが、HPを見てもしっかりしているし安心できそうな感じがしたので、ここから選んで見る。
幾つか候補が有る中で、特性的に見て400MHz〜500MHzでZが最大になるのが良いのではないか思い、その中で目的的に良いかなって思ったのが、LF-1301と言う製品だ。
内径も13mmあるので、AWG #10を巻いても十分余裕が有るので良いかと思った。価格も手頃だし、まずはこれを購入して50VラインのFET SWの入出力側に入れてみたいと思う。これで効果があると良いのだが。
これでも溶解してしまう問題が発生すると、FETをいくら変えても発熱の問題になるので、完全にお手上げ状態になる。
最終的な対策は、300℃まで耐える放熱グリスを塗布することと、FET SWの入出力側にコアを追加するの2つになります。果たして、吉と出るか、凶と出るか、次はどっちだろうか?