公開日 2021年6月3日 最終更新日 2021年6月3日 by JE2UFF_Toshi
つい最近、WSJT-X 2.4がリリースされたばかりでしたが、新たにWSJT-X 2.5.0-rc1がリリースされました。
このリリースのWSJT-Xは、WSJT-X 2.4.0のものとほぼ同じのようです。 今回は、2.4から追加されたQ65デコーダのQ65信号の直線的な周波数ドリフトを測定し、補正するように強化されました。 また、Windows版のインストール・パッケージには、プログラムMAP65のバージョン3.0が同時に含まれてるようです。
今回のリリースは、主に以下の3つのカテゴリーに対するアップデートを目的としており、それ以外の方は現状の2.4と殆ど変わらないので、2.4を使うことを勧めていますね。
1. EMEにMAP65を使用している場合は、WSJT-X 2.5.0-rc1のインストールを強くお勧めします。 今回リリースのWindowsプラットフォームでは、この操作によりMAP65 3.0.0-rc1も自動的にインストールされます。 MAP65 3.0は、Q65モードを搭載したメジャーアップグレードで、LiveCQへの対応など、長年MAP65ユーザーに親しまれてきた機能を備えています。
2. WSJT-X 2.5.0-rc1は、Q65用のより高速で堅牢なデコーダです。 EMEでJT65やJT4を任意のバンドで使用している場合、WSJT-X 2.5.0-rc1を使用して、Q65モードに切り替えることをお勧めします。
3. 現在、Q65、EME、MAP65に興味がないのであれば、WSJT-X 2.5.0-rc1を試す理由はほとんどありません。 HFで使用するような場合は、ほとんどメリットはないでしょう。
以上、K1JTが言われているように、今回のアップデートはEMEを運用している人達に向けてのアップデートのようですね。
当局も430MHz用のPCには、このWSJT-X 2.5.0-rc1を入れてみようかと思っております。