公開日 2023年1月7日 最終更新日 2023年1月7日 by JE2UFF_Toshi
WSJT-X 2.6.0 RC5からなかなかGAがリリースされませんでしたが、やっと2.6.0のGAがリリースされました。
途中で機能追加や修正が入り、通常ですとRC3くらいでGAがリリースされるのですが、今回はRC5まで行き、その後しばらくフィールドテストが続いていました。
今回の、WSJT-X 2.6.0のリリースノートは以下の通りです。
WSJT-X 2.6.0 is a General Availability (GA) release, the first since
version 2.5.4. Its major enhancements include the following:– Mode selection buttons on main window for FT4, FT8, JT65, MSK144,
Q65, and FT8’s Hound mode
– Support for the ARRL International DX Contest
– Performance enhancements for the FT8 and Q65 modes
– New features for EME Echo mode, including calibrated SNR reports
– Several new convenience features for Fox operators
– Save/Restore capability, “Preferred” status, and effective date
ranges for mode-dependent tables of default frequencies
– Improved display features for contest log
– Improved calibration of SNR estimates for modes FST4 and FST4WOther enhancements and bug fixes since 2.6.0-rc5 include the following:
– PSK Reporter spotting is now also possible for frequencies > 4 GHz.
This is required for QO-100, for example.– The minimum width of the main window has been further reduced, and
such small sizes are now remembered and properly restored.– Some further improvements for Fox operators.
– Fix the long-standing flaw that “Start new period decodes at top”
didn’t work anymore after several hours.– Fix a flaw that could cause crashes by double-clicking messages
with <…> in certain QSO situations.– Fix a flaw that prevented the rig from initializing correctly after
switching between configurations when connected via HRD.– Add tooltips to better explain the split operation options.
– Add some additional FT roundup exchanges which can be used for
local contests or QSO parties.– Add an option to call CQ with an individual contest name.
– Update of some ARRL section abbreviations.
For full details on changes since WSJT-X version 2.5.4, be sure to
read the Release Notes sections for 2.6.0-rc1 through rc5, immediately
following.
日本語訳は以下
WSJT-X 2.6.0は、バージョン2.5.4以来のGA(General Availability)リリースとなります。
バージョン2.5.4以来のGA(General Availability)リリースです。 主な機能強化は以下の通りです。– メインウィンドウにFT4, FT8, JT65, MSK144.Q65のモード選択ボタンを追加しました。
Q65、FT8のハウンドモード用のメインウィンドウのモード選択ボタン
– ARRL国際DXコンテストのサポート
– FT8とQ65モードの性能向上
– EMEエコーモードの新機能(校正済みSNRレポートを含む
– Foxオペレータのためのいくつかの新しい便利な機能
– セーブ/リストア機能、”Preferred “ステータス、および有効期限
モード依存のデフォルト周波数テーブルの範囲設定
– コンテストログの表示機能を改善
– FST4およびFST4WモードのSNR推定値の校正の改善その他、2.6.0-rc5からの機能強化やバグフィックスは以下の通りです。
– PSKレポータースポッティングが、4GHz以上の周波数でも可能になりました。
これは、例えばQO-100に必要です。– メインウィンドウの最小幅がさらに縮小されました。
そのような小さなサイズは記憶され、適切に復元されるようになりました。– Foxオペレーターのための更なる改善。
– 長年の欠陥である “Start new period decodes at top “を修正。
が数時間後に機能しなくなる不具合を修正しました。– ある特定の場所で<…>を含むメッセージをダブルクリックするとクラッシュすることがある不具合を修正しました。
をダブルクリックするとクラッシュする不具合を修正しました。– リグの初期化が正しく行われない不具合を修正しました。
リグが正しく初期化されない不具合を修正しました。– スプリットオペレーションオプションをより良く説明するためのツールチップを追加。
– FTのラウンドアップ交換を追加しました。
ローカルコンテストやQSOパーティに使用できるいくつかのFTラウンドアップ交換を追加しました。– 個々のコンテスト名でCQを呼び出すオプションを追加しました。
– いくつかのARRLセクションの略語を更新しました。
WSJT-Xバージョン2.5.4からの変更点の詳細については、必ず
2.6.0-rc1からrc5までのリリースノートの項をお読みください。
に続きます。
今回のUpdateでFT8とQ65の性能向上が挙げられておりますが、JTDXと比較すると現状ではJTDXに軍配は上がっておりましたが、どこまで改善されたのかが興味有るところです。
早速ダウンロードしてインストールしてみたいと思います。
【追記】
早速インストールしてみました。
受信レベルバーの横にモード切り替えようのボタンが付きましたね。その他は見た目的には変わっていないように感じます。最も重要なのは中身ですよね。
/[本/雑誌]/CQハムラジオ 2023年1月号/CQ出版(雑誌)