コンディションがいまいちな時には、結構何か工作をしている事が多い。その中で、ローテータ-を制御したり、LNAを制御したりするのにリレーを用いることが多い。
いつもは綺麗に作るために、アンテナ切替器にしてもローテータ-コントローラーにしても、自分で回路図を引いてキバンを起こしたりするか、ユニバーサル基板に組み付ける事などをしていた。
しかし、組立工数は別として部品代として本当に安いのだろうか?と言う疑問を持ってしまった。
何時も使用するリレーの制御回路はこのようなモノを使用している。
簡単な回路だが、両端のターミナルブロックを外し回路の中に組み込んでいると思ってもらえれば良い。
逆に、この回路そのものをユニバーサル基板に組み込めば、汎用のリレーユニットが組み立てられることになる。
この時のコスト(部品代)をチェックしてみる
部品名 | 個数 | コスト(円) |
抵抗 | 4 | 40 |
LED | 2 | 20 |
ダイオード | 2 | 7 |
フォトカプラ | 1 | 30 |
トランジスタ | 1 | 10 |
リレー | 1 | 100 |
ターミナルブロック | 2 | 60 |
ユニバーサル基板 | 1 | 30 |
297 |
このように1ユニットが297円でできることになる。安いと言えば安いよね。
しかし、Amazonでリレーモジュールとしてチェックすると、同じような回路のモノがだいたい平均で200円〜350円位で購入することができる。
見た目が良く、更に小型になったものがこの値段で購入できるのだ。
更に、最安値になるとナンと1箇当り180円になるモノまである。
基本メーカーが違うだけで製品はほぼ同じなので、多分中国の同じ工場で製造されて、販売元のマージンの差が価格として現れているのでは無いか。
実は自分も2回路のモノはよく使ったりしており、実物はこのようなモノなんです。
この2回路用だと、更に価格は安くなり1個当り335円ですから、1回路用の平均価格の値段で2回路用が購入できることになります。
2回路用はローテータ-のコントロールに非常に便利で、1ユニットで右と左の制御ができます。サテライトやEMEの場合には、2回路用を2つ使うより、4回路用を使用するともっとコンパクトで価格を下げることができるト思います。
アンテナ切替器などで、直接コントローラから切替器に電源を送るよりも、間にこのようなリレー回路を入れる方が、誘導雷や不慮の事故による短絡等によるコントローラへのダメージを保護する事もできるのではないでしょうか。
このように一定のモジュールでチェックすると、自分で作るより綺麗でコンパクトなモノが安く購入できるようになりました。これは、ラズパイやArduino等の利用者が増え、それに付帯する制御モジュールが多数販売されるようになったからです。
パワーブースターなどに使用する電流センサーなども、自分で作成するよりモジュールを購入した方が安くできるし、ラズパイやArduinoにより制御も可能となるので、発展性を考えると便利です。
大規模な回路を自分で組むために、自分で回路図を作成しキバン化するのでは無く、簡単なモノを創る程度であれば、このようなモジュールを利用した方が綺麗に安く出来上がります。
Amazonやモノタロウをチェックしてみると、自分の欲しいようなモジュールが安く販売されている可能性が高いので、自作の時は最初にチェックしてみると良いでしょうね。