公開日 2025年7月11日 最終更新日 2025年7月11日 by JE2UFF_Toshi
おはようございます。今朝も強い日差しが差しており、今日も暑い日になりそうです。昨晩は急に雨が強く降り出し、久々の雨に地面から土の香りが沸き立っておりました。かなり乾いていたようです。
さて、当局はMSHVを使用しておりますが、MSHVでもFakeがたまに発生し自動応答してしまう問題が出ております。
MSHVを使用する理由としては、JTDXと同等のデコード力が有り、かつ自動応答が可能なことが素晴らしいからです。自動応答に設定してあれば、いっぺんに沢山の局からコールされても、全てキューに登録されて自動でQSOが進んでいくので非常に便利です。また、ッキュー全てが終わったら自動的にCQに切り替わるのも非常に楽です。
JTDXで時々悩まされていたFakeがMSHVでは無かったので、これも良いなと思っていたのですが、別のFakeがある事が最近分かり、自動運転をしているとこのFakeに騙されてしまうという事が問題になっております。
MSHVのFakeは受信して、デコードを繰り返していると、突然/Rの付いたコールが現れる事が有ります。
実存しないPFXの場合は直ぐ解りますが、そうでない場合に厄介です。

このように変な数字のPFXの場合は、エンティティもUnknownになるので解るのですが、こちらのように実在するエンティティの場合は普通にエンティティが表示されます。

何故実存するエンティティの場合厄介なのか?それは実際にパスが有るときに発生すると、実在する局なのかなと一瞬判断に迷うからです。
原因はデコード時にコンフリクトを起こした場合、デコードエラーが発生してこのような現象が出ると言われております。
特徴は、必ずコール/R R グリッドの組合せになっており、コールの後に/Rが付き更にR付加されます。従って、MSHV上ではこの/Rの付いたコールがRを返してきているので、この架空局に対してRR73を勝手に返してしまいログに記述されてしまうことです。
MLでも話題になっておりましたが、デコードレベルをDeepからNormalにすれば直るとか言われておりましたが、実際にやってみても症状は変わりません。
更に、この現象が何時出るのかは解らず、感覚的にはコンディションが良くて多くの局をデコードしているようなときにたまに発生します。
これが発生すると、一度TXを止めてキューから削除する作業が発生するので、自動運転を妨げる事になるんですよね。
現状は/Rが付いた局は一旦削除し、再度コールが有った場合実在局と判断するようにしております。
JTDXのFakeのように、コールしていた局からリターンが有るようなモノとは違うので、その点では多少はましなんですが、ただMSHVの利点が損なわれるのが残念です。
それ以外は問題無く非常に気に入っています。元々メテオスキャッターとかEMEとかのために開発されていたようなので、WSJT-XやJTDXとはオペレーション面で若干違いがあるのでしょうね。
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