公開日 2025年8月4日 最終更新日 2025年8月4日 by JE2UFF_Toshi
おはようございます。湿度が80%近くあり、かなり蒸し暑い朝になりました。台風2つが東の海上に抜け、低気圧に挟まれる形になっているからでしょうか。夏至を過ぎてから目に見えるほど日の出時間が遅くなりましたね。
さて、昨日も猛烈な暑さの為に日中はシャックのエアコンの効いた部屋で、ずっとトラブっているWSJT-X/JTDXのhamlibエラーの対処を行いました。
結果を先に言えば、hamlibを入れ替えようが何しようが、エラーは無くならずリグのコントロールが出来ないという事です。
そもそも、何故このようなことが起こっているのか?
メインリグはIC-7610ですが、IC-7610以降の機種は本体USBコネクタとPCを接続するだけで、USB over bridge COMドライバーでCOMポートもUSB音声も使えるようになるので、FT8を含むPCコントロールが簡単に出来るのが特徴です。
IC-7300以降はFT8設定がメニューに有るため、簡単にセットアップができます。
自分もそのようにして使用しており、直接使用しております。
しかし、WSJT-XやJTDXを使用するとhamlibエラーでリグのコントロールが出来ないのです。
ネットを使い調べならが行くと、まず最初にチェックしなければいけない事としてどのCOMポートを使うかと言う問題が有ります。
専用のドライバーをインストールした後、本体にUSBケーブルを挿入するとデバイスマネージャーは以下のように2つのCOMポートが表示されます。

この場合、Silicon Labs CP210x USB to UART Bridge (COM4)と(COM5)がその対象になりますね。
更にこのCOMポートのプロパティからデバイスインスタンスパスを調べます。

この時、末尾がAとBの2つになりますので、AとなるCOMポートを選択するようで、Aでないと制御に問題がでるようです。
しかし、この設定にしてもUSB Audioは問題無くてもCATがダメです。最後のCAT TESTを実施するとエラーが発生します。但し、TESTを行わずに終了すると動作はするようになりますが、バンドチェンジをすると再びエラーとなります。
完全にCAT制御ができていないようで、エラー内容もそんな感じが表示されます。
WSJT-Xの設定画面ではhamlibのUpdateができるので、Updateを掛けるとTLS initialization failedと言う表示が出てUpdateできません。
これはSSLの関係らしいのですが、WSJT-X2.7.0以降でSFMを使用する際にSSLが必要な時があるので、OpenSSLの最新版はインストールしてあるのですが、どうも関係無いようなんです。
解らないので、sourceforgeから最新版をダウンロードしてlibhamlib-4.dllを入れ替えても症状は変わりません。
不思議だ!
この問題はUSB over bridge COMを使用しなければ発生しないので、今までは気が付かなかったのです。最近、MSHVでこの接続で使用しているので、たまにWSJT-Xを動かして確認しようかとしたらエラーになり気が付きました。
MSHVは以前に紹介したように、hamlibを使用していないので全然問題無く使用できるのです。
現状はMSHVを使用しているので実用状は問題無いですが、何かの拍子にWSJT-Xを使用したい場合など困るので、なんとか動くようにさせなければと考えたのです。
ネット情報をいろいろなキーワードでチェックして調べ、対応策のようなモノは全て適用してみましたが、ダメです。USB over bridge COMドライバーも再インストールしてみましたが、結局はダメでした。
小一時間リグ、PCと三つ巴で格闘しましたが、結局解決出来ませんでした。
最後の手段として、リグ直接ではなくOminiRig経由で接続すると何もなかったように制御出来るようになりました。
唯一の問題は、接続した瞬間にモードがRTTY-Rになってしまうことです。これは、WSJT-Xの設定画面で、モード設定をPkt/DataからNoneに変更することでリグのモードが優先されるので解決出来ます。
その後、OminiRigのINIファイルを最新版に変更しましたが、解決出来ませんでした。
OminiRigを使用しないで使えている方もおられるのですから、何か違いがあるのでしょうね。Windows11でセキュリティUpdateを掛ける度に、何かおかしくなるのはやめて欲しいですね。
動いている人との違いは何処にあるのかなぁ。
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