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[DIARY] 3rd-oder DRとRMDR

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公開日 2025年8月25日  最終更新日 2025年8月25日 by JE2UFF_Toshi

 

おはようございます。ハムフェアも終わりましたが、海外ではIC-7300Mk2の話題でかなり賑わっておりますね。話題の中心は受信性能の向上が主になっているようです。

 

その中で、今回IC-7300Mk2として受信特性が改善されRMDRが105dB程度となり、フェーズノイズも削減されたという事から、これらの改善内容がIC-7760やIC-7610にフィードバックされて各々がMk2として1年後に出されるのではと言う憶測も出ています。

しかし、実際にはIC-7760は改前されたとしてもIC-7610は行われないのではと言う話も有ります。ナゼなら、現状細かな違いはあるにしろ、基本的に200WになりDIGI-SELの入力ポイントが可変になった事以外、IC-7760とIC-7610の大きな差は無いので、IC-7610に今回のような改善を加えてMk2で販売すると、価格面からIC-7760Mk2(仮)との有意差があまりなく、むしろ価格が安い分IC-7610Mk2に流れる可能性が高いのでそんなことはICOMはしないだろうと言うのが大凡の見方ですね。

実際はどうなんでしょう。これからIC-7300Mk2が販売されてからの動きが、また気になりますね。

 

そして話題の中心の受信性能に対しても、いろいろな意見が出ていますね。今まではどちらかというと3rd-order DR(NARROW)が判断基準の中心になっておりました。NC0Bシャーウッドさんのリストもこの順番です。

しかし、2012年からRMDRと言う指標が使用されだしました。最近のICOMの表示は全てRMDR表記になっていると思います。他社も追従しているようですが。

RMDRはReciprocal Mixing Dynamic Rangeリシプロカル・ミキシング・ダイナミック・レンジ)」の略で、受信回路のフェーズノイズの影響により、強い近接信号が存在する際に受信感度がどの程度悪化するかを示す指標です。数値が大きいほど、ブロッキングの影響を受けにくく、受信性能が良いよ言われています。
引用:Gemini

メーカーによって3rd-order DR(NARROW)表記であったり、RMDRであったりするので混同している方も多いようです。(海外でも多いらしいし、自分も最初は同じと思っていた)

有名なシャーウッドリストも、2KHzの3rd-order DRでソートされており、リストの中にはRMDRは表示されていないので、リストの最初に書いてあるように現状のリスト内に表記してあるLOノイズの値から27dBを引く事により500Hz帯域でのRMDRの値を出すことができると本人も言っております。

また、リスト上にあるLOノイズの値は10KHz帯域の値になっているので、ICOMの表記の2KHzとは異なりますので、必ずしも現状のリストの方が優れているとは言い切れないようですね。

基本的に、良く有る話ですがリファレンスとなる値、ここで言うとLOノイズの帯域が10KHzと2KHzとなり、違うリファレンスの数値を比較してもしょうがないという事です。

もっとも実際の話として、認証用とか測定評価用の機器は厳選された部品を使用して、ある意味スペシャルに近い状態で測定等を行うので、かなり良い数値になるのは間違い無いと思います。量産で販売されている機器では、そのようなカタログ数値になるようなことはなかなか無いでしょうね。(バラツキの集合なので、絶対に無いとは言い切れない)

お店で販売されている機器をそのまま購入し、その機器を測定すればバラツキを考慮したその機種の実力値の参考値とはなると思いますが、カタログ値にまでいかないから不良かと言えば、そうは言えないでしょうね。

 

一般的に日本人はカタログに表記された数値の良い方を優れていると判断する傾向に有りますが、書かれている数値が3rd-oder DRとRMDRではそもそも違うので、単純に比較しても意味が無く、一番良いのは気になる機種を借用して自分の環境で聞き比べる事でしょう。

昔、秋葉原にオーディオのアンプやスピーカーを購入しに行くとき、自分が良く聞くジャンルのカセットを持って行き、実際にアンプを切り替えて音を聞くと、そのメーカーの特性が良く解りました。どこどこのアンプは音が硬いとか、このメーカーのアンプは広域が伸びてるとか、聞き比べるとよく分かりました。

同じように無線機も許されるなら、同じ環境で聞き比べると自分がよく出るバンド、モードではどの無線機が良いと言うのが解るのでは無いでしょうか。もっとも、SSBやCWでの話になってくると思うので、最近のFT8等ではあまり差は無いかもしれません。

その昔、160mのCWでDXを追いかけているとき、IC-7700よりTEN-TECのORIONの方がノイズギリギリの信号をRFゲインの調整で浮かび上がらせる事ができるのに驚いた事が有りました。

また、無線機の構成としてハイブリッドかダイレクトサンプリングかでも違ってくると思います。

シャーウッドさんは、MLの中で以下のように言っておられました。

詳細に混乱があったため、今週水曜日から英国でZoomプレゼンテーションを行い、無線機の比較においてよくある誤った前提についてご説明します。この説明は、ずっと前から必要だったものです。表のランキングは、全体的なパフォーマンスランキングではありません。ランキングは2kHz DR3のみに基づいています。

 

今週水曜日から英国でZoomプレゼンテーションをするようですが、プレゼンの内容が気になります。

最新の情報では、シャーウッドさんのリストは近々Excel形式でダウンロードできるようになり、各自で項目の並び替えや追加計算などをできるようにするようです。

 

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ABOUT ME
JE2UFF_Toshi
年々若者のアマチュア無線人口が減る中、何時までも現役でやり続けたく、若き日の想い出を胸に、熱き思いを忘れないように「燃えよDX」と言うタイトルを付けました。単身赴任以降、過熱するDXスロットゲームに違和感を覚え、主力だったHFのアンテナも下ろしてしまったこともあり、燃えるような情熱からいろんな楽しみ方が有るんだ。そう思えるようになって、タイトルもむせん見聞録に変更しコツコツマイペースでやってます。 最近は6mの面白さのハマっています。 更に、長年勤めた会社も退職しサンデー毎日なった事をきっかけに、更にタイトルをきょうも無線日和に変更し、まだまだ続けますよ。
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