公開日 2008年1月31日 最終更新日 2008年1月31日 by JE2UFF_Toshi
すいません、毎度おなじみの無線ネタではありません。
最近読んだ本で、「iPodをつくった男」という本があります。これは、かのスティーブ・ジョブズの事を書いた本です。無線界にもAppleファンの方は居られると思いますが、私もご多忙に漏れず、その一人です。
内容は、幾多の成功と失敗を繰り返し、波瀾万丈の人生を歩んできた彼がつねに大切にしてきたのは、自分たちが最高だと思える製品を作ることを基準に書かれており、ジョブズの性格がつづられています。
ジョブズの思想は美しくなければテクノロジーではない、美しさを犠牲にしては駄目という信念からMacBook AirやiPhone等の常識では考えられない製品を世に送り出してきました。
この本を読みながら、そういえば当方が昔、某Y社で設計をしている頃は無線機はやはり通信機なのでどうしても堅い暗いイメージがつきまとっていた。そこから脱出したのがK社のTS-830、Y社のFT-102だったのではないでしょうか。当時としては私が担当していたFT-102は斬新的なデザインで、オーディオ間隔に近いデザインに変更になりました。特にY社の場合はY社らしくないと言われた事もありました。現VS社ではFT-DX9KやFT-2K等従来とは変わった良いデザインだなとふと思いました。I社はSWで武装していますが、基本デザインはIC-710の時代の箱形から変わっていないですからね。
現在は通信機メーカーに勤務していますが、やはり日本のデザイナーは冒険をしない。したくても会社の方針が許さない等の障壁が有り、斬新的なデザインの商品が少ないような感じがします。せっかく良い性能を持っているのに、デザインが良くない為に単なる無機質の物質に見えてしまい、購入意欲を削いでしまいますね。
本の中にPowerBook100を作成するに当たり、当時のUSでは小型化の技術力が乏しくIBMJに協力依頼して作成した経緯が記載されていますが、その時でさえもデザイン重視でそのデザインに入れる技術を考え出したと言う話です。
FT-DX9KやIC-7800が発売されたときに100万円の無線機として注目されましたが、今はSBが1000万円の携帯電話を販売する時代になりました。これもデザインとブランドと言う影響ですよね。
ノートPCにフェラーリデザインとかランボルギーニデザインとか言う物も有るので、無線機にも少々遊び心でデザインが違う奴が有っても良いのかもしれませんね。でも、無線機は聞こえてなんぼですから、やっぱりデザインより性能重視なんでしょうね。
そういえば、TS-2Kのデザインが賛否両論真っ二つに分かれた事を思えば、無線機にはデザインは要らないとは言いませんが、二の次なんでしょうね。
でも個人的には、真っ赤なフェラーリのコックピットをイメージしたデザインの無線機が有っても良いんだけどな。
申し訳ない、徒然なるままに書いてしまったので、話の収拾が付かなくなってしまいました。読んでて何言いたいのってかんじですね。
かる~く、読み流して下さい。 へへ・・・
こんにちは。ご無沙汰しております。
>真っ赤なフェラーリのコックピットをイメージしたデザイン
とりあえず、IC-7700の筐体をワインレッドにすれば、結構かっこいいんじゃないかと思っているのですが、やっぱり日本では受け入れられないんでしょうね(汗)
#フェラーリレッドでも結構似合うんじゃないかと思います。
やっとコメントが書ける環境になりました。
そうですよね、ベネトンカラーとか有っても絶対におかしくないと思います。