公開日 2008年11月1日 最終更新日 2018年7月28日 by JE2UFF_Toshi
さて、FHEさんから譲っていただいたKC2TXのLoopアンテナを本日は組み立て設置した。ネットで写真は見たことが有るのだが、出来上がった物は少々違っているような。
まず、メインのパイプ類は塩ビのパイプで銀の塗装が吹き付けて有る。ジョイントも差し込むだけなので、高所に設置した場合は強風時に確実に破壊されることが予測される。
従って、様子見の状況なので地上高はとりあえず2m程度としている。組み立てでは結構いろいろとハプニングが。
まずは同軸をマッチングボックスに接続するのがFコネのようだが、付いているUS仕様のFコネでは外皮がアースとの接続が凄く不安定。日本のFコネのように編み線と芯線の絶縁物の間に差し込むタイプでないと安定しないので全て日本製に交換。
Loopの線が同軸なので、やはり引力の影響を受けたるみが激しい。たるみを取ろうといろいろやったが、アームが曲がるだけなので止めました。
次の問題点。MFJ-259Bで共振点を測定すると・・・・なんと2.2MHzと2.7MHzになっている。え~、本製品は一度USで組み立て調整をしてから送られてきているはずだが・・・・調整箇所はマッチングボックス内のTCのみ。そのまま使おうかと思ったが、あまりにもミスマッチすぎるのでマッチングボックス内のTCを回して1.820MHzと3510MHzでZが50Ωになるように調整。
実際には周囲の影響を受けるようで、組み立てて上げたらやはり共振点はずれてしまっていた。しかし、SWR上では俗に言う1:1.5以下なのでとりあえずは様子見にした。ローテーターも運良く芝刈り仲間からもらう事が出来たので使わしていただいた。
夜間ではないのでとりあえずビート信号を聞いてローテーターを回すと、ス~っとビートが消えていくのでヌルポイントは有るようだ。ただプリアンプも何も入っていないのでどの位信号が減衰するのかが不明。
以降残りの休みで信号を聞きながら、タワードライブとの違いを確認してみたいと思います。プリアンプがないから、本体のプリアンプ入れなきゃならないだろうな。何せローバンドのLoopは始めて使う。全くの手探り状態なのでどうなる事やら。
見事に出来上がりましたねぇ。共振周波数は当方のループでも設置場所(16mh)で再調整が必要で60khzぐらい上へずれてました。利得はループの大きさが違うので比較は出来ませんが当方では推定12dbの真空管増幅機を入れて補正をしています。受信レポートを楽しみにしております。FB-DX!!