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公開日 2013年4月6日  最終更新日 2018年8月2日 by JE2UFF_Toshi

予報通りに午後から雨が結構降り始めました。未だ風は強風の連続にまではいっておりません。

タワーを目いっぱい下げて強風対策をしているので、雨降りは暇になりますね。前回の続きで、マルチアンアンを完成させました。

そもそも、このマルチアンアンは160m用のシャントフィードのマッチング用にと思い作成に入りました。

しかしながら、よくよく考えてみると、実際のマッチングがどうなっているのかしっかり確認したことは有りません。

同調用バリコンを回してSWRが最低に成るように調整しておりますが、その時点でのRやXの値がどのようになってSWRが最下位点になっているのか、記録として残っておりませんので、せっかくなのでまじめに測定を実施してみました。

午前中の早い時間で雨が降っておらず、風がないときにタワーをフルアップして、マッチングボックスの所で実際の値がどうなっているのか、MFJ-259Bを使って確認です。

周波数は1820KHzに設定し、同調バリコンを回します。この時点でSWRが1.0に成ると言うより、Xの値が0に成るところにバリコンをあわせます。

しかしながら、実際には完全に0になりません。どうしてもXの値は最低点で2で止まってしまいます。この分が打ち消すことが出来ない値です。

この時点で、Rの値は47ΩでSWRは1.0を示しております。非常に微妙なポイントでマッチングが取れておりますね。

Zの値は√R2+X2で計算すると、√2213で47.04Ωになります。この段階で50Ωの同軸に対して47Ωの負荷インピーダンスですから、マッチング取れていると判断しても良し。

はたまた、マルチアンアンで1:0.8のステップダウンをさせて40Ωとしバリコンで再調整してZを50Ωに持ち込めるのか・・・ ここが迷いどころ。マルチアンアンを使ってピシャリの値に本当に追い込めるのか、ある意味冒険です。

仮に追い込めた時、マルチアンアンを使わない時と、使った時の差は出るのでしょうか?これまた大分疑問が残ります。

そもそも、ネットで拝見させて頂くシャントフィードは皆さん、Rの値が150~200Ωになっているようで、この点が当局と違います。特に同軸をシャントワイヤーに使用している場合には、同軸の持つ浮遊容量の関係でこんな値になるのではないでしょうか。

当方の使用しているシャントワイヤーは、一般的にはアース線として使用する緑の被服に黄色の縞が入っているワイヤーなので、ここでも違いが出ているのかもしれません。

折角作りましたが、まあ今回使わなくとも、ロングワイヤーを張った時など重宝しそうなので、現状のアンテナには使用せずに、取っておこうかと思います。

適当にはじめるより、やはり実態の値がどうなっているのか、十分に調べる必要が有りますね。改めて適当はいけないと痛感。

 

ABOUT ME
JE2UFF_Toshi
年々若者のアマチュア無線人口が減る中、何時までも現役でやり続けたく、若き日の想い出を胸に、熱き思いを忘れないように「燃えよDX」と言うタイトルを付けました。単身赴任以降、過熱するDXスロットゲームに違和感を覚え、主力だったHFのアンテナも下ろしてしまったこともあり、燃えるような情熱からいろんな楽しみ方が有るんだ。そう思えるようになって、タイトルもむせん見聞録に変更しコツコツマイペースでやってます。 最近は6mの面白さのハマっています。
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