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公開日 2015年3月9日 最終更新日 2015年3月9日 by JE2UFF_Toshi
おはようございます。すっかりと季節の変わり目で風邪を引いてしまいました。冬の間はインフルエンザにも負けずに頑張れたのですが、最近の寒暖の変化の大きさにはちょっと付いて行けないようです。
さて、月1回ペースで運用をしているのですが、昨日の朝も30mのJT65を運用していて気になったので、JT65の送信電波について・再びと言う題名で書かせて頂いております。
最近はJT65も市民権を得たようで多くの方が楽しまれてります。いろんんば場所で書かれているので、送信電波についても非常に良くなってきたのですが、未だ一部の局では送信出力を上げる事、もしくはギリギリまで搾り出そうとしているのでか、電波の質が悪い方が見られます。
だいたいそのような局は、どこのエンティティか予想がつくと思いますが、そんな中でも、一部のJAの方ですが同じような電波の質が見て取れます。
JT65-HF運用解説書にも書かれておりますが、30W以上はハイパワー運用となり、一般的には10W以下での運用を心がけ、相手の受信レポートより、自分のレポートが低いことを良しとする。相手の受信設備にもよりますが、一般的には同等以下と言われていますね。
そもそもWSJT自体が、微弱電波の受信を目的として作られておりますので、そんなにパワーが無くともデコードしてQSO出来るのです。むしろ電波の質が悪いとデコード出来無いという事になり、むしろパワーを上げたりALCを振らせたりと言う、悪い方へ操作が行きがちです。
交信が出来るポイントは、いかにクリーンな電波を出して相手にデコードしてもらえるかになるので、パワーではなくあくまでも質になります。よく大陸の局など、信号は無茶苦茶強いのに一向にデコード出来ないのは、信号に歪が多いからです。
MMTTYの受信特性を上げるのと全く同じで、サウンドカード自体が持っているノイズで、今度は送信する信号を歪ませていないかを確認する必要が有ると思います。
また、コンプレッサー、プロセッサーは絶対に入れない。特にSSBでの運用を行っている人は、JT65モードに切り替えた時にコンプレッサー、プロセッサーをオフにすること忘れずに。
またALCは規定無いで最小限にする、もしくは振らせない、そんな心構えが必要です。ALCが振らないとパワーが出ないのではなく、ALCが振らない範囲でパワーを出すのが正解。
強く来ている局をコールして、何度も呼んでもリターンがない場合、パスがない場合と、変調が悪い場合の2通り有ります。後者は自分で治すことが出来ますので、是非、電波の質について気をつけ、JT65を楽しんでください。
見ている限りでは、何時も同じ局の信号が歪んで見られます。IFモニターでは絶対に自分で分かりませんので、ALCの振れはほどほどに。
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