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公開日 2015年4月4日 最終更新日 2015年4月4日 by JE2UFF_Toshi
おはようございます。ここの所、日中の気温は連日20度を超えて、暑い日が続いております。寒かった日が多いなと思っていたら、一気に初夏に迫る陽気になってきました。
空の状態も一気に変わりそうで、6mが楽しそうな季節が始まりますね。今後の帰省時には6mをよくワッチしないと。
さて、4月号のCQ誌の付録で付いてきたRTTYスタート・ガイドを読ませて頂いて思った事など・・・何を偉そうにと思われるかもしれませんが、そこは個人的に思ったことなのでご勘弁を・・・
ざっくりと読んでいくと、内容としてインストールから使えるまで、そしてマクロによる操作性改善と、流れとして割と分かりやすく書かれておりますね。
しかし、残念なのは説明が不足している部分が結構多いかなと思われる点てすね。例えば、最近の殆どの機種ではRTTY KEYINGの端子が付いております。ここを使用する場合には、リグ内部でAFSK処理していようが、RFSK処理していようが、外部から見えるのはON/OFFのFSK KEYINGになるので、AFCなんて全く関係ない。
少し書かれていたが、AFから入力するAFSKの場合に、旧機種の場合にはデジタルフィルタ出ない場合に、SSBのフィルタを使用するので広い帯域の中で同調を取るときにAFCが便利でだった。AFSKにはLOW TONEとHIGH TONEが有り、HIGH TONWを使用するのにも意味がちゃんとあった。
また、DXの弱い信号を追いかける際にはスケルチのレベルうんぬんとも書かれておりましたが、実はMMTTYは初期設定値では従来の170Hz のアマチュアRTTY符号を復調するのに最適な値にはなっていない。
これはMMTTY作成者の方もそう言われている。一方、リグのRTTY復調機能は、その状態で最高のレベルになるようにメーカーが調整して来ているので、俗に言う素の状態(インストールしただけ)のMMTTYより、リグのRTTY復調の方が良くデコードするのはそのためです。
そうすると、な〜んだMMTTYって思ったほど良くないじゃないってな感じになってしまうんですよ。実際、そんな声を聞いたことも有ります。
折角のスタート・ガイドですから、インストール後に最低初期設定から変えておいた方が良いパラメータは記述しておいた方が良かったですね。意外と違いますよ。
また、後期バージョンのサウンドカード切り替え機能が搭載されたバージョン以降、感覚的で定量的に言えないのですが調整できない内部のパレメータに、機能搭載作業でデグレードが有ったのか、復調能力が少し悪くなったように感じます。(あくまでも個人的な意見。)そう感じておりますので、私は未だに初期バージョンを使用しております。
MMTTY自体は非常に良く作られたSWで、HWでのデモジュレータを理解している人向けに実は作られていると思います。
インストールした後は、そのまま使用しないで、自分でパラメータを変更して調整してみてください。分からなくなったら初期値に戻して最初からやり直し。HWではないので、簡単にパラメータの変更が出来ます。そのためにも、本当はRTTYの原理、特にデモジュレータの回路図を一度読んでみると、MMTTYのパラメータの意味が解ると思います。
トラディッショナルなデジタルモードであるRTTYを活性化させるには非常に良い読み物だと思ったのですが、もう一口、スパイスを入れてくれると愛蔵版のように長く保有し使用してくれる良い付録になったのではと思いました。
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