公開日 2019年2月13日 最終更新日 2019年2月13日 by JE2UFF_Toshi
この前発煙したナイロンブッシュの材料特性を調査してみた。秋月電子などで売っているブッシュをベースに調べた。
一般的にこんな感じの形状のものですが、ナイロンと言われている呼称で材質はUL94V-0と言われている物なんです。
このULのV-0規格というのは、難燃材と言って燃えにくいと言う材質。だから発煙しても火は上がりにくいんですね。しかも耐熱を調べると規格上は上限が+105℃となっているんです。
水が沸騰する温度より高い事は間違いない。ハンダが溶ける温度が鉛入りで300℃前後で、ハンダゴテを当てたときのような感じでフワッと発煙した状態になったんです。
RFにより発振して急激に温度が上がったとしても、ブッシュが溶けて発煙するだろうか?仮にそうだったとしても、その他取り付けているハンダ付け部分も溶解してもいいような感じはするし、そこまで温度が上がったらFETのモールディングにクラックが入ってもおかしくない。
そう考えていくと、このブッシュは本当にV-0材だったのかということ。発煙した時の状況は、あるポイントで瞬間的に発煙した。しかも溶けた材料でFETとターミナルがくっついた。
材料分析をする設備を持っていないので、この材料は本当にV-0なのかわからないですが、もしかしたら形状だけ同じの違う材料だったりして。
いずれにしても、日本のお店で売っているものも基本は大陸製のものが多いですから、本当にそうなのかというところに疑問は残らないことは無いが、一様日本のお店では信用第一で販売しているので、まずは信じてつかってみるしかないですね。
交換用部品手に入れたので、今度の帰省時にこれに交換してみます。こんなブッシュが1個10円もするので、本物だって信じるしか無いですね。