こんばんは。この前、微弱信号のデコードと言う話をしましたが、最近のサウンドカードの実力的にはどのようなものか、ちょっと調べてみました。
最近はハイレゾ音源が主流になりつつあるので、USB接続のサウンドカードと言うよりサウンドボックスが主流になりつつありますね。
また調べられるだけのデータをチェックしましたが、入力側(リグからのアナログ信号をデジタル化したときのS/N比)のS/N比を表示しているメーカーは少なく、基本はDAC後の出力S/N比ばかりです。
出力側では、いくらS/Nの良い信号を入れてもFT8で使っているのではあまり意味をなさないかもしれません。
PSK31とかだと違うのでしょうがね。
また、以前ほどいろんなメーカーが出しているわけではなく、かつでは日の丸メーカーで音質共にトップだったONKYOも生産を完了してしまいましたね。これでは、市場在庫分のみが対象になってしまいますね。
これも在庫分のみで、一般的にはSE-300PCIeの中古が対象になるようです。こちらもカタログスペック上では入力は書いておらず、LINE OUTで120dBとなっております。
一方、老舗のサウンドプラスターは安い物から種類は有りますが、SE-300PCIeの対抗馬はSoundBlasuter Z辺りになると思います。
こちらも入力側のS/Nは記述されていません。LINE OUTでは116dBになります。
最後は今一番人気が有り、かつ性能もピカ一なのがASUSです。ASUSはゲーミングにも力を入れているので、かなりハイスペックな物を作っているようです。
今回気になったのは、SRTIX RAID DLXと言う機種で、唯一この機種だけが入力のS/Nを記載しておりました。この製品のLINE OUTは124dBで断トツとなっており、入力も117dBとSoundBlasuter ZのLINE OUTの性能より上回っております。
圧倒的な性能を持っていますので、これってMMTTYでRTTYを運用したら、かなりの性能を出すのではないでしょうか。
こういうサウンドカードが、RTTY全盛期に欲しかったですね。
たまたまサウンドカードを調べてみましたが、自分がRTTYを一生懸命にやっている事と比較すると、数十dBのS/Nの改善が図られていますね。
特にASUSの物はこだわりを持って作っているようで、1枚のボードなのですが基盤のレイヤーを分けてアナログ用のグランドレイヤーとデジタル用のグランドレイヤーが有るみたいです。ここまで徹底して作れば、音質的にはかなり良いものができますよね。
たかがサウンドボードなんですが、かなりの勢いで進化しているようです。但し、ここでも日の丸メーカーが撤退しているのは残念な事ですね。