公開日 2020年3月4日 最終更新日 2020年3月4日 by JE2UFF_Toshi
今迄購入してきたLNAについて、自分で調整ができなかった。某社のノイズジェネレータがあるので、それを使いAMで受信したAFをシンクロで見ながら、ノイズが最小になるような調整をしたりしていた。
そんな程度しか調整できなかったので、実際のNFレベルやゲインなど全くわからない状況で、ゲインを上げるためにバイアスを変えたら発振気味になったりしていた。
今後BPFを自作したりしてLNAと接続した場合に、どのように変わるかなども知りたいために大枚をはたいて8970Bの中古を購入した。
8970Bはebayなどでもたくさん売られているが、ほとんどのものがこの写真のようにE26のエラー表示になっているものが多い。
このE26はIFアッテネータの構成値がバックアップ電池の不備等により失われてしまうケースが多いようで、特に中古の場合にはこのケースが多い。特殊コマンドを打ち込み治るケースも有るみたいだが、治らないと結構調整が面倒で、ある程度の測定器が無いと無理のようです。
また、これがおかしいといくらキャリブレーションしてもE27と言うエラーに成り使えないようなんです。
明らかに動かない物を除き、E26が出るような物でも送料を入れると100Kは下らない。程度がよく点検業者でチェック済みになると200K以上になるようです。
今回、バックアップ用の電池を交換してもらいIFアッテネータのチェックを含め、全てのチェックをしてもらい実際にノイズソースでキャリブレーションが取れることを確認したものを購入しました。
これで変な調整で発振してしまったLNAや、中途半端なゲインに見えるLNAなど、LNAの修理ができるようになります。
これでまた一つやることが増えましいた。
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