プリセレクタ　グッドです～！｜ほぼ時々　むせん見聞録

公開日 2005年12月21日　最終更新日 2005年12月21日 by JE2UFF

　今朝の40mは5X1RI結構にぎわっています。EUがいっぱい呼んでますね、でも決して強くは無い。
ここのところ数日聞いていて思ったのですが、AF願いでなければ夜間のパスの方が強く入っているようです。
昨夜も23時頃はけっこうな調子で入感しており、思わず夜更かししようかと持った程です。日の出が最も遅くなっているこの時期、
グッドタイミングが出勤と重なるサラリーマンには辛い時期です。相変わらず160mのコンディションは良いようで、
ガンガンスポットされてますね。

　さて話は変わり期待した成果も上がらず、少々朝のワッチはマンネリ化してきた状態ですが、今朝は成果が1つ有りました。
すごく珍しい所とQSO出来たのでは無く、プリセレクタの使い方と効果がよくわかったのです。
今朝の5時前半の40mコンディションは強い局は強いが、弱い局は本当に蚊の鳴くような信号強度で有った。
その蚊の鳴くような信号の局にこれまたすごく威力を発揮してくれました。

　パッシブ型プリセレクタの減衰分を補うために、後段にFETのプリアンプが入っているのですが、このアンプが結構曲者。
使い方として、蚊の鳴くような信号に合わせプリセレのチューニングを取る。この時、
そのままではゲインが高すぎるのでプリセレ内の20dBのATTを入れる。これで、
リグと合わせると30dB入った事になるがふつうの強さで聞こえる程増幅している。しかも、ノイズレベル事態も上がっているが、
聞きにくくなった訳ではないのでS/Nを保ちながら増幅しているようだ。今まで蚊の鳴くような信号は普通に聞こえるようになる。
何打っているんだ？って信号が普通に聞こえるようになるからすごい。更に、同調点を気持ち前後どちらでも良いがずらすと、
信号の聞こえ具合はそのままで、ノイズがすっと下がる。実際には信号も下がっているのだがプリアンプしてる分で良く聞こえているようだ。
前後どちらにずらすかは、信号次第でその都度調整する必要は有る。結構マジックに掛かったような感じで良く聞こえる。
20kの投資でここまで改善できるので超すとパフォーマンスは良いような感じはする。
自作でGeAS当たりでもっとNFの良いアンプを測定器を使用して調整すれば、更に良くなるのではないかな。
プリアンプはゲインは数ｄBでNF重視の設定にすればバッチリだと思うのだが、測定器も知識も無いので出来ない。残～念！
当局はICOMの古いリグなので、RX-IN/OUTの間に入れているのでキャリコン調整も無く快適そのもの。

　更に、DSP-9+のNRとBPFの両方を入れてやるとこれがあの蚊の鳴くような信号かと思うほどになった。まあ、
たまたまだったかもしれないが、少なくとも効果が有る場合が検証されたと言うことだ。狭帯域ルーフィングフィルタだ、
μ同調だと最新リグではいろいろと言われていますが、元々そこそこの素性のリグであれば1stMIXerの出来は良いので、
簡単なプリセレクタを付けるだけでローバンドでは効果的な改善は見られる。高いリグが買えないひがみかもしれないが、
聞こえるようにチャレンジする楽しみが有り、これはこれで楽しい。

　ローバンドでいろいろと聞こえるように試行錯誤しているうちにDSPやアクティブフィルタのヒスノイズが気になるようになってきた。
特に、今使っているDSP-9+は初期型でもあり、使用帯域外に発信しているようなスプリアスが見受けられる。使用帯域外なのだが、
AFレベルを上げていくと使用帯域が抑圧されるような感じがしてくる。これに変わるものを何か探さなくてはと思っている。
基本的にはヘッドフォンでしか聴かないので、良いと言えば良いがでももっと良くしたい。次はノイズリダクションですね。

今日は長文でした。