公開日 2008年8月23日 最終更新日 2008年8月23日 by JE2UFF_Toshi
前回書きましたMMTTY強化施策の話ですが、またまたネットをいろいろと検索していく内に、関連する記事を見つけました。(記事というかblogですが)
そこに書かれている内容では、やはりUSBによる外付けのオーディオインターフェースの方が10dBほどS/Nは良いはずであるが、実際にMMTTYで使用してみると復調に差が見られないとの事でした。
理論的に行けば、外来ノイズの影響は内蔵より受けにくいはずなのですが、実際に使用してみると大差が無い。これの内容についてはちょっと納得がいかない部分も有るのですが。特に専門家では無いので、ロジカルに解析して見るわけにも行きませんが、一般的に考えて、アナログデータよりデジタルデータの方が外部の影響を受けにくいのは明らかだと思うのですがね。
対象機種の仕様を見ると、いただけない点が有りました。なんと、オーディオ機器で有るのにUSBのバスパワーにより給電がされているではないですか。USBバスパワーでは元々電流容量が取れませんから、負荷により電源の変動を受けやすい事と、マザーボードから直接出ている事から、マザーボードの電源変動の影響を受けやすいのではないかと判断します。外部電源も使用できるようになっているので基本は外部電源で使用するのが妥当かと思います。
USB接続のオーディオデバイスでも、前回述べたようにPC本体からの電源供給を受けたのでは、あまり意味が無くなると思います。また、AFの要は電源とグランドラインですから、回路設計的にしっかり設計されている物を選ぶ必要が有るのではないでしょうか。
USBラインを使用するのですから、USBバスパワーラインは切り離されている事と、デジタル信号のアイソレーションがしっかり出来ている製品を選ぶ必要があるのではないでしょうか。
基本的にサウンドカードを使用した場合、リグのAF出力端子とPCのサウンドカードをケーブル接続する訳ですが、リグのグランドとPC側のグランドはシールド線で接続されても電位差を生ずるために、リグもしくはPCのノイズの影響を受けやすくなりますので、この辺の対策も必要かと思います。
ちなみに、当局はヘッドフォーンジャックを二股に分けて接続していますが、PCのケーブルを接続するとヘッドフォーンからハムノイズが聞こえてきます。これは、PCからの放射が考えられます。これらのノイズが有ると、やはり復調特性に影響が出てくると思われます。
一番良いのは、やはり光ケーブルで接続することだと思いますね。
はい、今回はこの辺で・・・・
MMTTY強化作戦 参考にさせて頂いております。確かにパルスだらけのコンピューター内部にアナログを包括装備しているのは特殊な目的に特化したものは別にして、おまけ的な存在であることは確かですね。
特にDC電源ラインからの混入はアナログ系統全体に影響するでしょうから、別電源にしたから良しということにはなりそうにありません。
つつき始めるとキリが無くなりそうです。Hi