公開日 2009年2月22日 最終更新日 2009年2月22日 by JE2UFF_Toshi
予定通り開始されたK5Dのペディションですが、いよいよ大詰めを迎えましたね。昨日、今日がサラリーマンとしては事実上の最終チャンスになったのではないでしょうか。(風邪を引けば違いますがね[E:coldsweats01])
やはりカリブは遠いようで、出来る限り多くの局へと言う最初の目標に対し、アジア地域については少々厳しい状況ではないでしょうか。
SSBよりCWの方が効率的にはよろしいかと思われますが、昨日、今日、明日の朝とARRL DX CWが実施されておりますので、WARCとSSBが主体かと。
今朝も7時頃より20mでのサービスが聞こえ始めました。最初は14241、続いて14140へのQSY。当局が聞いていた時点ではまだオープン戦。しかし先方の信号は思ったほど強くは無い。クラスターではFB Sig等とコメントされているが、とんでもないと思ったりして。20m以上はやはり、地域差、ロケーション差が顕著に出るのだなと改めて実感。
その後エリア指定になったようですが、当局はあの弱さではと思い、早々に退散で結末までは聞いていませんでした。
午後になり、皆さんのブログを読ませてもらいながら、エリア指定とはいえやはり混沌とした物があったようですね。サラリーマンのラストチャンスとなればかなり必死になると思いますので、かなりエキサイトした状況になったのが目に浮かびますね。KP5等、滅多に行われる所ではありませんので、皆さんが必死になるのも良くわかります。
やはり、結果論ですが初日が信号も強く一番、やりやすかったのではないでしょうか。ただ、当地は気象状況が悪くタワーを上げられずに涙を呑んだ事を思い出します。
初日から、今日までの当局が聞いた限りでの雑感です。聞いたのは80m、40m、20mのCWと20mのSSBだけでかなり主観が入っていますので、中にはそれは違うだろって言う意見の人も居るかもしれませんが、ほう、そういう見方も出来るのだなと軽く聞き流してください。
本当に待ちに待ったKP5のぺディでしたが、あいにく初日は前線の通過により暴風が吹き荒れる天候、クラスターに上がる20mのスポットを見ながらワッチだけは続けていました。
思った以上に聞こえているので、これならチャンスが有るかもと期待は膨らんできました。WPX RTTYに出ながらも所々でワッチをするものの、その後は上手くめぐり合いませんでした。
翌月曜日、40mでのCWの信号は信じられないくらい強力に入って来ました。それに伴い、パイルは巨大化していき10KHz幅に広がりコールが始まりました。この日も未だ風が強く、振るアップ出来ない状況でのパイルに参加。
途中で80mも聞いてみると、これまた強くカリブとは思えない信号の強さです。しかし、40mの方がチャンスあるかなと思い、40mで1時間半粘ったのですが・・・・あえなく撃沈
月曜日の感じからローバンドの方がチャンスがある可能性は高いと判断し、80/40mに注力するがあまりのパイルの大きさより、ピックアップとQSOレートが上がらずにフラストレーションが各局とも溜まってきたようで、オンフレでビートを出したり、なりすましでCQを出したりと、余計にQSOレートを下げる状況になってきました。
連日同じような状況で、JAをピックアップし始めてから大体1時間過ぎた辺りから妨害をするような局が現れだし、その後は混沌としてしまうような状況になってしまいチャンスが遠のいて行きました。特に40mではUCが横行し、引っかかった局も多数居るのではないでしょうか。(不幸にもUCを掴まされた方は残念でした)
また、オペレーションの方もQSOレートをあげる為に同一周波数でのピックアップはせずにランダムに拾って行くとの事前アナウンスがあったのですが、確かに同一周波数でのピックアップは少なかったですが、実際には近辺を拾っているパターンが多く、拾っている周波数をしばらく監視すると次にどの変にきそうなのかが、少なくとも80mの運用では見えて来ました。
そのおかげでQSOが出来たのですが。もし、最初の話通りにピックアップポイントをランダムに変えていたら未だにQSO出来ていなかったと思います。
JAからカリブは遠く、またスーパーステーション以外は多分どんぐりの背比べでノイズに浮き沈みする信号が殆どだと思いますが、思ったほどのスーパーオペレーションは見られずQSOレートも上がらないので、気体とは少々異なり残念でした。しかし、コールサインをフルコールで確実にリターン時も打つので、QSOが完了できたことの確信は取れる利点はありました。(逆に言うとQSOレートを下げる要因となったのですが)
辺境の地にわざわざ出向き、世界中のアマチュア無線局のために運用をしてくれるのですから、非常にありがたいことで感謝こそあれ批判することは出来ません。しかしながら、どうしても昨年のVP6DXのオペレーションがあまりにもすばらしかったので、単純に比較できないと思いながらもついつい比較してしまいます。
未だ出来てない人も居ると思います。残り数日ではチャンスも訪れないかもしれません、しかしKP5が無くなる訳ではないので、また次回のチャンスが有ると思います。そのくらいの気持ちで残りの時間パイルに参加したほうが、気も楽ですし思わぬチャンスが転がり込んでくるかもしれません。時間は限られていますので、無用なロングコールでの潰し合い等は出来る限りしないように、1局でも多くの局がQSOできるようにしましょう。
運用終了まではあと少しですが、無事に終了し本土に帰還していただく事を祈っています。