公開日 2013年1月31日 最終更新日 2018年4月21日 by JE2UFF_Toshi
ハイバンドで運用している状況ではあまり関係ないのかもしれないですが、ローバンドで運用していると度々AGC/OFFやRFゲインを絞ったりと、弱い信号を少しでも聞き取りたい、そんな思いでこれらを操作します。
そんな中でふと思うことが・・・ たんなるつぶやきですが・・・
舶来品と国産ではどうも設定と言うか、考え方が違うように感じます。 普通にアンテナをつないで受信すると、国産品は比較的静かで、ざわめきを感じませんが、舶来品はまったく逆で妙にざわめきを感じます。
何が違うのか・・・ そう、何かRFなのかIFなのか分かりませんが、ゲインが有り過ぎのような感じですね。舶来品で静かだと思ったのは、キットのK2くらいかな。
もっともそんなに沢山聞いていないですが、我が家に有るものと比較するとそう感じます。したがって、常にRFゲインを絞り気味にしないと、ざわめきが強すぎて非常に疲れます。
それともう一つ、舶来品はAGCをOFFにしてもSメーターが振れます。国産は振れなくなります。Sメーター用の電圧を取り出している部分が違うんですね。
このAGC/OFF動作ですが、国産の場合弱い信号を聞く際にAGCをOFFにすると、信号と同時に周辺ノイズも上がるような感じで、逆に聞きにくくなります。
その状態でRFゲインを絞っていくと・・・ ノイズフロアが下がりますが、同時に目的信号も下がってしまいます。AGC/OFF+RFゲイン調整では目的の信号だけを浮かび上がらせるようなことは出来ません。と言うか、テクが無いのかもしれませんが、未だそのような経験はしておりません。
しかし、舶来品は違います。まったく同じ操作をした場合には、ノイズが抑えられ目的信号が浮き上がってきます。丁度弱い信号ですが、S/Nが改善されたような感じです。
回路設計ポリシーの違いなのでしょうか?
この違いはローバンドで聞いているときに結構大きな差になります。国産品で聞いていて、どうしても聞き取れないような信号も、舶来品では調整次第で分かるレベルまで持ち上げられるんですよ。
QRNとQSBが有る時なんか結構顕著に差が出ますね。最近の国産機は、最先端技術を駆使し操作性重視とフロントエンド重視で競い合っておりますが、実践ではこういうところで差が出てくるんじゃないのかな。
トウシロウなんで良くわかりませんが、1社くらいこういう所に拘るようなメーカーが有っても良いんじゃないかな。
何とか聞きたいと、付いている機能で対処しようとした時、こういうところの差って大きいと思うんですがね。フロントエンドの次は、ここじゃないかな。
と勝手につぶやいてみました。