公開日 2014年3月18日 最終更新日 2014年3月18日 by JE2UFF_Toshi
今日もまた強風が吹き、雨も追加され悪天候になっております。またまたタワーも伸ばせないので、こんな時は手軽なJT65モードの運用に限りますね。
JT65モードと言えば、どうみてもPCの時計が狂っているとしか思えないような信号をたまに聞きます。
JT65はNTPサーバーで同期した時間を基本にシーケンスが出来上がっておりますので、NTPに同期していないPCの時計では絶対にQSO出来ませんよね。
今までWindows Xpの時は、時刻同期用の常駐ソフトを入れたりして、PCの内部時計をNTPサーバーと同期を取っておりました。
しかし、Windows7になってからは、OSに標準でNTPサーバーと同期する機能が付いており、便利になったのですが、ここに落とし穴があります。
Windows7が持っている標準のNTPサーバーに同期を取るシーケンスは、毎週日曜日の午前1時にtime.windows.comに接続して同期を取るだけです。
この時に同期が取れなかった場合、更に1週間先まで同期を取らないことになります。新品のPCならバックアップ電池の容量とかしっかりしているので、未だ良いかもしれませんが、私など古いThinkPadに無理やりWindows7をインストールして使用しているので、1週間に1回の同期では非常に心配になります。
またtime.windows.comへの接続では、北米のマイクロソフトへ接続することになり、ネット環境も国内よりは悪くなりますので、JT65を運用している方は絶対に変更した方が良いと思います。
一番簡単なのは、WindowsXpのときと同じように、常駐ソフトを入れて別に同期を取ることです。
常駐ソフトを出来るだけ少なくしたい人は、Windows7の設定を変更することです。この変更するにも、直接レジストリを変更しで同期時間を換える方法と、SynchronizeTimeがW32Timeを起動する間隔を短くする方法の2つがあります。
どちらを選ぶにしても、多少なりともWindows7のサービス設定や内部設定の知識は必要になると思います。
ネットを探せば、それらの方法は沢山見つかると思いますので、自己責任の上設定を変更すると良いかと思います。
また、NTPサーバー自体もオリジナルのtime.windows.comではなく、日本のntp.nict.jpへ変更することをお勧めします。
同期タイミングはネットワークに対して負荷が掛かりますが、短いほどPCの時計の狂いはなくなります。
私は、NTPサーバーの変更と、ResEditで直接レジストリーを書き換えて、PCの電源が入っている間は、結構短い周期でNTPサーバーと同期するようにしております。
常駐ソフトもいいですが、OS本体の機能の方が、確実に動作します。
デコード状態が悪いなと言う人は、PCの時計のわずかなズレが発生している可能性があります。一度自分の状況をチェックしてみると良いですね。