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公開日 2017年9月23日 最終更新日 2017年9月23日 by JE2UFF_Toshi
また週末が雨になりましたね。昨日は大雨注意報が出された時に帰宅したので、バッグの中にまで浸水する被害となりました。傘が十分に機能しなかったほど強かったんです。
さて、ここのところのCQ誌を見ていて、少し内容が薄くなったと感じることが多々有ります。そんな思いから今回は書いています。
昔むかし、最初にCQ誌を読んだのではなく、見た時には広告も少なく随分と難しいことが書いてあるなと言うイメージでした。
一方初歩のラジオ当たりの内容が、ふむふむと言う程度でしたが、実際にはトランジスタ回路の定数計算を自分で行う等の知識は一切持ち合わせていない時代です。
最近は技術的な内容がほとんど無くなり、流行りの事を浅く書かれているかなと感じます。また、昔と今の決定的な違いは、たとえDPアンテナでさえ自作をする人が居なくなってきているので、ユーザーレポートが極小になってきていることも理由かと。
どちらかと言えば、ユーザーが考えて作った内容の記事を読むのが非常に楽しかったですね。例えば今月のHF通信の無線局構築ノウハウと言う記事にしても、一般に売られているメーカーセット価格がこのくらいだから、この程度の予算ならこんな感じってな具合。
こんなの何のノウハウでもない。
HFも真ん中の7〜18MHzを除けば、地域差がかなり出てくるバンドとなり、特に160mや10mなどは、どうすればよく聞こえるようになるのかよりも、開ける時間帯はどんなパラメータにより決定されるのかと言う事を知るのが1番のノウハウだと思う。
HFを時間のある限りワッチすることも十分大事だが、本当の醍醐味を味わうのは、例えばペディについて言うならば、どうしてもQSOしたいバンドは現状のSSNからHamcap等を使用して、相手とのベストな時間帯と周波数を割り出し、その狙った時間にワッチして見事ゲット出来たときなど、予想もあたり、QSOもでき嬉しさ倍増になるんですが。
ローバンドも同じ、グレーラインの時間帯はこのあたりだから、この時間帯に聞こえなければ今日は無理だななんて考えながらワッチをすると、同じワッチをするにも熱が入る。
これらのことは自分で経験しなければわからないし、他のユーザーが実例としてレポートしてくれた内容を自分なりに理解して、チャレンジするということが大事なのでは。
自分では過去記事で、160mのシャントフィードの記事が昔はよく記載されており、そのとおりにやっても、自分の土地の導電抵抗率や対地間容量の違いから再現できない事がしばしばあった。
でも、そのユーサーレポートが有ったのでそれを基準として自分の事に当てはめることが出来たので、いろいろと実験をすることが出来た。
しかし、今は殆どが市販の物を使ってポンポンとセットし運用と言う感じで、資金さえ有れば何でも出来ると言う風潮かな。
QEXに製作記事が有るからそっちを見れば良いと言うのかもしれないが、昔は1冊で出来上がっていたよね。もっと残念なのは、専門書がずんずん減ってきているとうこと。CQ出版社で昔出していた技術関連書は、一部は復刻し薄くなって販売されているが、殆どが廃版。
VUHF技術なんて本は今は何処を探しても無い。別にアマチュア無線に限ったことでは無く、全般的にですね。
そう考えると、ARRLはHam Radio Handbookを毎年更新して発行しているし、それ以外の技術書を多数発行している。中には、DXerのバイブルになっている本も有る。
アマチュア無線の魅力が無くなり人口が減少を辿り続けているのが主たる原因なのかもしれませんが、その一方で復活組も沢山出てきているのも事実。
復活組のみなさんに、過去に経験をした人しか分からないような内容の記事を、是非書いて読ませていただきたいなと常々思っています。
新機種レポートもカタログを少々追記したような内容ではなく、極端な条件下で使用したレポートや、コンペチターの機器を使用している人に使ってもらった時の、率直な意見などスポンサーだという話も有りますが、ユーザーとしては聞いてみたいのがホンネだと思いますね。
QSTのリグの実力評価レポートは同一条件かで定量的数値を用いいて説明しているので、単純資格してもいいと思います。但し、実際の使用では必ずしもその数値通りになるとは限りませんがね。
長々と書きましたが、ハムフェアでは自作事例が多々紹介されています。アンテナ製作記でも言いし、付加装置製作記でも良い。読者が面白いなって思う、ユーザーレポートを増やして欲しいなって言う感想です。
メーカー機器のレポート見ないな記事ばかりでは、立ち読みで良いかなってますます思ってしまいます。
一読者としてCQ誌には頑張ってほしいなァ〜って思いから、こんな内容を書いてしまいました。
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