おはようございます。注文してあったATF-54143(PHEMT)がやっと到着したので、壊れてしまったG4DDKのVLNAの修理に挑戦してみた。バルク品なので10個で765円との破格値なのですごく心配ですが、とりあえず交換です。
ものすごく小さなSMD部品なので、老眼には結構答えますね。サイズ的には1×1.5㎜くらいでしょうかね。
場所的にはR6とシルクされた右側にある4PINのFETです。これはかなりのチャレンジになります。失敗しても文句は言えないけどしょうがないですね。
高温のエアーブローが出るSMD用のリペアツールを用いて、SMD部品であるAFT-54143を取り外します。幸いなことに、G4DDKは手付で作っているのでリペアも簡単になります。これがSMTマシンで生産している場合、チップ部品が飛ばないようにディスペンサーで固定されていると、取り外しがかなり困難になりますからね。
無事TR2を取り外すことができましたので、ランドの半田を吸い取り網で吸い取り綺麗にします。フラックスを塗って、部品が動かないように位置決めします。
フラックスが飛んで、少々汚くなりましたが無事AFT-54143を取り付けることができました。早速取付後にNFメーターで測定を行いました。
利得が-17dB、NF10とかになっていたVLNAが生き返りました。利得は約38dB、NFは0.8です。購入したときのデータシートでは利得は39㏈、NF0.4でしたから、NFが2倍に悪化したことになります。
実際にアンテナにつないで確認しても、NFの悪さは良く分かりませんでした。G4DDKにメールしてリペア後の調整について聞いてみる事にします。
とりあえず、壊れてしまったVLNAはSMDのFETを交換する事により生き返りました。夜やる作業では、更に見にくく日光の下で作業すればもう少し綺麗にできたかもしれません。
いずれにしても、老眼ではかなり厳しい作業でした。