公開日 2021年4月7日 最終更新日 2021年4月7日 by JE2UFF_Toshi
おはようございます。EMEをやっていると、月の位置が気になりますね。SHFのパラボラでも使用していなければ、それほど気にする必要はないのかもしれませんが、同じ位置を入れても数値が違うのはなんとなく嫌な感じ。
現在、実際に月の動きをトラッキングしているのは、故GM4JJJが作成したMoon Trackというアプリを使用しております。
このアプリは現在フリーとなっておりますが、当局は正規に購入しレジストしているものです。
このアプリとEA4TXのARS-USBを連携させてAzが1200FXでELがERC5Aを駆動しております。
このARS-USBはARSCONFでアンテナの位置合わせを実施後でも、実際の方位との微妙なズレはオフセットとして設定することができるスグレモノなんですよ。
殆どのローテーターに対応しているので、助かりますよね。
で、実際に使っているのがMoon Trackですが、それ以外にもVK3UMのEME Plannerも常に動かしております。
こちらの優れているところは、Dec(視赤緯)やR.A.(視赤経)も表示されるので、WSJTの設定の時に非常に役立ちます。これを、アプリを使わない場合は、ホームページで暦ページからデータを確認する必要があります。
そして、更にもう一つがSM5CUIのMoon Tracker Logというアプリです。
このアプリは、ログ機能も持っておりますので、WSJTや普段使っているLogプログラムからADIF方式のデータを取り込めます。
また、WSJT-Xのログであればリンクさせて自動的に取り込めるようにもなっております。
ログが入力されれば、普通のログアプリのようにDXCCやWAS、グリッドロケータも自動でチェックして表示してくれます。
更には、Month EME dataでは、1ヶ月ごとに毎日の月の情報が一覧になっておりますので、これを見ればDGRDもひと目で分かりますので、コンディションを把握することができるんですね。
一長一短がありますので、実際にはデータを使い分けているという感じです。もっとも、Moon Trackはローテーターコントロールには必須のアプリなんですがね。
VK3UMのEME Plannerとローテーターコントロールがリンクできると、本当は良いように思えるのですが、専用のインターフェースが必要のようなので、現在は諦めております。
そして、これら3つの元データはGPSから拾った位置データを全く同じに入力しているのですが、何故かAzもElも微妙に違うんですよね。
1個なら気にならないかもしれませんが、3つとも違うので余計に気になるんです。