公開日 2022年5月4日 最終更新日 2022年5月4日 by JE2UFF_Toshi
こんにちは。GWに入り孫達が遊びに来たりと、普段とは異なりなかなか多忙な時間を過ごしております。
そんな中、本日朝からFRPポールの取付作業を実施してみました。
結論は、タワーに取り付けて使うにはリスクが多すぎるため使用を断念しました。
まずFRPのポールは、確かに強度はあるのですがUボルトを締めていくと割れる可能性が有るので、締まったかなと思う場所で止めるしか無い。
その場合、普通の風では大丈夫だが強風が吹いたときに回る可能性がかなり高い。
それを回避するために更に締め込むと、小さな破裂音が聞こえてくる。多分FRPのガラス繊維が割れてきているのだと思う。
問題は先端のアンテナを取り付ける部分は、片側が開口している状態なので締めていくと確実に割れる。FRPの場合、割れると言うよりガラス繊維の剥離減少が出るようで、いわゆる強度が急激に落ちる。
つまり、3mm程度の肉厚だとアンテナを固定する→強風で方向がずれる→増し締めをするのループに入り、最後はFRPが割れると言うようになりそうだ。
もしかしたらならないのかもしれないが、アルミの二重パイプの方が断然強いように感じる。M2のアンテナなどはアンテナの振れ防止でお互いのアンテナを連結するようになっており、その部分である程度の風による回転を抑えているように感じる。
また、肉厚ももっと厚いような気がするな。
と言う事で、購入した3mm厚のFRPポールは使えないことは無いが、近年強烈になってきている台風を考えると、確実にアンテナが回転したり、最悪の場合は外れたりする可能性が有るので使用を断念した。
*ポツンと一軒家なら気にしないけど、住宅地のど真ん中はさすがに無理と判断。
移動運用などで使用するには非常に便利なポールだと思う。
いろいろ実験してみないと分からない事ばかりで、やはりメーカー製は強度や安全性を考慮して作られていることが十分理解できた。