公開日 2022年9月25日 最終更新日 2022年9月25日 by JE2UFF_Toshi
この前中古をオークションで落札したDELL T5810 Workstationですが、Windows 11 Pro 22H2にバージョンアップして快調に動いています。
そんな中、このWorkstationは第5世代の古いCPUを使用していますが、JTDXを使用しているときには結構なパフォーマンスを発揮してくれることが、最近の運用でよく分かりました。
このWorkstationは第5世代のXeon E5-2640 v4と言うCPUでクロックは2.4GHzでターボブーストが掛かっても3.4GHzまでしか上がりません。
最近のCPUは標準で3.5GHz以上であり、ターボブーストで4GHzを超える高性能ですので、かなり見劣りします。
しかし、10コア/20スレッドなので負荷が掛かったときの処理はそこそこの性能を出します。
JTDXを使っていて気がついた話です。JTDXを使用していたときに、PCの性能を知るための指標にLagというものが有ります。
これは解読終了から送信までの時間を表しており、マイナスは利用可能な余裕時間でプラスは送信時刻からの遅延時間になるようです。
CPUの処理能力が遅い場合にはここが常に+になってしまいますね。
今使用しているWorkstationは負荷が掛かっていないと、クロックがかなり抑えられ1.2GHz位でしか動いていないのです。負荷が掛かっていないというのは、数局程度の信号を受信したときですね。
従って、クロックスピードが遅いので20コアでも+1位行くんです。最も、20コアでも全部に負荷が掛かっている訳でもないですね。
それが、最近の良いコンディションで15mなど一気に40局近くデコードするとき、+ですが0.12などと数値が低くなっているのです。
これはクロックスピードが上昇し、20コアの実力が出てきている証拠だと思います。普通20コアも有ればーに行苦と思いますが、ーに行かないのはベースクロックの低さが原因だと思います。
別で使用しているRyzen5 3400Gベースクロック3.7GHzでも40局もデコードするとーには行かず、むしろ+でも0.1台はでないですから、Ryzen5より古いXeonの方が高性能ということになりますね。
単純に比較することはできませんが、少なくとも第3世代のRyzen5よりは上のようです。
ちなみに、現状どのくらいのクロックで動いているのか、CPUの負荷状況をスレッド毎に確認するにはタスクマネージャーを表示させれば直ぐに分かります。
34Kで購入した古いPCですが、Windows 11 Proがインストールでき、FT8の運用では特に困らない程度で運用できていますから、まあお買い得商品だったかと思っております。