公開日 2023年12月17日 最終更新日 2023年12月17日 by JE2UFF_Toshi
おはようございます。昨日は朝方まで雨でしたが、その後雨が上がると蒸し暑い天候となり、午後には風が強くなってきました。夕方からはまた雨も降り出し、何だか不安定な天候ですね。
今日は予報では天気は回復して寒くなると言っておりますが、本当でしょうかね。今朝も強烈な風が吹いており、時折10m近くになっております。前線の通過中は毎回こんな感じですね。
さて、昨日も風は強かったので無線をやるよりも作りかけだったアンテナ切替コントローラのCI-Vバージョンの最終組立を実施しました。
これが現行バージョンで、ICOM BAND DATAを活用して自動切り替えを実施していましたが、17mと15m、12mと10mの切り分けが出来なかったので、そこをCI-Vを使用して切り分けるように設計し直しましたのが、今回のCI-Vバージョンです。
単体も結合も評価は完了しているので、後はキバンを組み込んでいくだけです。
まずはシャーシに新しいキバンようのスタッドを組み付けます。
今回は、3枚構成のキバンにしてありますので、スタッドの数も多いですね。従来の1枚キバンですと、定尺から外れるようでコストアップになりますので、定尺内で取れるサイズのモノ3つにしました。3つでも従来の1枚よりコストは安いです。
新規のキバンを組み込むとこんな感じになります。コネクタがやたら多いのが気になりますが、デバッグをしやすいようにコネクタでつなげるようにしました。
キバン間で完了するケーブルを組み込みます。ケーブル長をギチギチにすると、作業性が悪くなるので少々長めにしたのですが、組み込んだら思った以上に長かったですね。
このシャーシをケース内に組み込みます。
従来から使用しているケーブルはそのまま使用し、新規に追加したケーブルのフォーミングを行います。
マニュアル時にアンテナ選択表示ようのLEDがやはり余分でした。接続完了後にケースの蓋を閉めて、完成になります。
まずは電源を入れ、デバッグできていなかったマニュアル操作の確認をすると、なんとANT5のLEDが点灯しっぱなしなんです。
前回から変えていない回路なので問題が出るはずが無いんですよね。電源を入れると点きっぱなしになるという現象がポイントですね。
回路図を眺めながら、キバンを取り出しチェックしていくと……
なんと、問題のANT5のリレーを制御するPNPトランジスタのベースとコレクタ間に半田ボールが付いていました。
つまり、ベースとエミッタ間が短絡状態なので、ANT5用のLEDが点灯しっぱなしになったんですね。
結合デバッグしたときは、17mと15m、12mと10mが各々別々に切り替わることばかり気にしていて、アンテナ切替リレーが目的通りに動いているのは確認していなかったのが原因ですね。
手半田による半田ボールでのショートなんて最低ですね。
半田ボールを取り去ったら、問題無くマニュアルでアンテナリレーが切り替わり、表示LEDも正常に点灯するようになりました。
今度は周波数も表示し、目的のバンドの切替が出来るようになりました。LCD表示は昔よりかっこよくなったかな。
とりあえず動くようになりましたが、バンド切替後CI-Vで周波数のMHzを抽出してからバンドデータとのANDを取るソフトのため、一瞬切替が遅れるようです。0.何秒の世界ですが、今後はFWを見直してもう少し早くなるように修正をしていきたいと思っております。
とりあえず冬休み前に工作は終わってしまいました。