公開日 2024年4月15日 最終更新日 2024年4月15日 by JE2UFF_Toshi
おはようございます。昨日は風も無く非常に穏やかな日になりました。日中はもう半袖でも十分な季節になりました。もう4月も半ばになったのですね。
さて、引き続き機能もMSHVを使ってみて引き続き問題が無いのか等、引き続き使った感想を述べていきたいと思います。
CQに対して複数局から呼ばれた場合、最初の局にリターンしますが、その他はQueueに放り込んでおけば、勝手にQSOしてくれる事を前回書きました。
確かに、非常に便利な機能なのですが、コンディション次第の感じもするんですよ。
最近多いのが、コールをされたときとかコールバックが有った時、非常に強い信号だったのが、次のシーケンスではガックリ落ちる事が見受けられます。
その時、QRMが有った時など相手の信号が上手くデコードできずに再送することになるのですが、これが発生したときに直ぐに信号が上がってくれるかQRMが無くなればよいのですが、実際にコンディションの変わり目などはそう上手くはいきません。
そうした場合、同じ局に対してずっと送り続ける事になります。
これがMulti Streemであれば、Queueされた次の局も同時に送信していくので、引っかかっている局がいても、次の局とQSOを完了させることができます。
しかし、標準バンドではMulti Streemが使えない仕様になってしまっているので、Queueに入った順番でしかQSOが進行できないので、1局引っかかると時間のロスが気がつくまで続くのです。
結局、引っかかった局をQueueから削除し次の局を呼び始めるのですが、これではMSHVの効果が薄れてしまう感じです。
マニュアルをしっかり読んでいないので分からないのですが、Queueの順番をマニュアルで変える事ができれば再送時間を減らせるんですがね。Queueの入れ替え方法ってあるのだろうか?
そしてもう一つ困ったのが、こちらからRR73を送った時点でLogに記述されて次のシーケンスでは次を呼ぶかCQを出すのです。この時、RR73を送った次のシーケンスで相手の73が来れば特に問題無いのですが、レポートを再送してくるような場合だと、こちら側ではRR73でQSOは完了したことになっているので、CQをだすが相手はレポートを再送する。
そうすると、CQや次の局にレポートを送っているのに前の局はレポートを送り続けている。
そうすると、次の局が終わったりまたはCQが終わったときにレポートを送ってくる局を新規の局と判断し、またレポートから送り始めて新たなQSOとして認識してしまう。
そうすると、またRR73を送った時点でLogに追加されてしまい同じ局が2局Loginしてしまう。
そうした場合、片側のLogを削除する必要がでてきてしまうんですよね。コンディションが安定していてスムーズにシーケンスが進む場合は無いのですが、バンドの開きはじめやオープン方向が変わるときやバンドがクローズし始めるときに、この面倒なケースが多々発生します。
JTDXなどは次の局にコールを変えて、終了後に元の局をコールして完了しても1Logしか入らないのですがね。
半自動で行っている弊害なのかもしれませんね。この実験をしていて気がついたのですが、MSHVを使用して運用している場合は、RR73が返ってくれば確実に相手のLogには記述されるという事です。逆に言えば73だけは返さないので、73が帰って来た場合はFakeとなります。
まさにこれが前回のV47JAのパターンだと改めて認識しました。
自分でMSHVを使ってみると、リターンするシーケンスがハッキリ理解出来たのが大きな成果だったように感じます。
MSHVはMulti Streemが使えてこそ真価を発揮するソフトですね。2日間使ってみてよく分かりました。デコード性能は良くも無く悪くも無い感じです。