公開日 2025年9月27日 最終更新日 2025年9月27日 by JE2UFF_Toshi
おはようございます。昨日は暑さが戻り、日中は久々に30℃を超えた気温となりました。少し下がって来た中で、また上昇したために庭での作業はかなりこたえる状況でした。天気も下り坂のようですので、雨が降ればまた気温は下がるでしょうね。
さて、9/15にリリースされたWSJT-X v3.0.0-rc1ですが、自分はimproved版をインストールして使用しております。現在は、WSJTX-3.0.0-rc1 improved AL PLUS 250924を使用中です。
インストール後、PJ7KやFP5KEのペディを含めて750局強のQSOを行ってきました。パイルへの参加も、PJ7K、FP5KE供にピーク時には1シーケンスで90局近くがコールする状態の中での使用となります。
JTDXを使用しているときには、パイルの中でコールしていると忘れた頃に突然リターンが有ったりして、しかもレポートが-27とか-29とか言う値だったりします。その後、RR73ではなく73と言うリターンが有り、いかにもQSOが完了したような感じになりますが、実はFakeでQSOはできていない。73すら返ってこないときもあります。
特にMSHVで相手が出ているときに、RR73がでコードできない時などが有っても、相手はRR73を送っているのでLogに記録されQSOは成立することが有ります。
しかし、Fakeで返って来た場合このRR73は送られていないので、同じような状況と判断するとNILになってしまいます。RR73がでコードできない時は、何時もLogの更新待ちでした。
FT8のデコード限界値が-23~-24と言われていますが、MTD等の場合もう少し改善され-26位でもなんとかデコードできる場合があります。従って、Fakeで-26とかが来ると本当に騙されます。
こう言うのがぽつぽつ出ておりました。
V47JAの時、スクショを撮って送ったのですがNILでQSOした記録は全く無いと言われたこともあります。
MSHVではこのようなFakeではなく、全然関係ないコールが来る事がありました。これが結構な頻度で発生するんですよね。但し、この状況が発生する場合、コールの後に必ず/Rが付くのでこの付加符号で見分けていました。
JTDXもMSHVもかなりのデコード率が有り、良かったのですが唯一悩まされていたのがFakeでした。しかし、Fakeが発生しても良くデコードするので使い続けていました。
しかし、今回はオリジナルのWSJT-XがMTD対応になったことを受けて再びWSJT-Xを使用することにしました。
WSJT-XのオリジナルはBand Activity WindowとRx Frequency Windowが同じ大きさなのでデコード時の表示される局数が少ない為、自分は improved AL PLUS版を使用しております。
improved AL PLUSは外観がJTDXと全く同じになるので、Band Activity Windowが大きく取れオリジナルの約2倍表示できるので非常に便利です。
そして今回の目玉は、MTD対応になりFakeが発生しやすくなる事を意識してか、最初からReduce fake decodeと言う機能が追加されました。日本語表示ではFakeデコードを軽減となっております。
これをONにしてずっと使って来ましたが、PJ7KやFP5KEをほぼ毎日追いかけてパイルの中で使用してきましたが、Fakeのような症状は1回も見られませんでした。
JTDXの時は状況にもよりますが、数時間呼び続けていると必ずではないですが発生したような気がします。
現在、通常QSOを含めて、突然返って来たリターンで-27以上のものは今のところ発生しておりませんので、この機能は有効性が有るのではないかと個人的には思いました。
今までのようにWSJT-Xではデコード出来ないと言うのはほぼなくなりました。
未だ使用実績は浅いので、もうしばらく様子を見たいと思いますが、明らかにデコード性能は改善されており、2つのペディではFakeは発生していないのが実績です。
WSJT-Xもだいぶ良くなりました。
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