昨日は一昨日と比較すると、風が弱くて爽やかな風が吹いておりました。非常に気持ちが良くて、家の中に籠もって無線をやっているような状況ではないですね。
と言いながらも、午前中はシャックでリグの前に座りPCのモニターをずっと眺めておりました。
4月末から始めたIO-117によるサテライト通信ですが、時間が合うときには極力QRVするようにしております。おかげで既に70局以上とQSOできました。
昨日の朝の1879のオービットにQRVしたのですが、丁度日本の西の上空を通過するオービットでした。
こんなに近くを通過するのは初めてでしたので、どんな感じなのか期待をしておりました。
こんな感じで北に向かって移動してくるのです。このオービットの最大エレベーションは78.9度となっております。(当局のQTHでの計算値)
EMEでもこんな仰角で運用したことはありません。って言うか、仰角70度以上は未知の領域なんですよね。
仰角80度まで上げても良かったのですが、とりあえず70度でも十分交信圏内になるので、仰角70度のまま衛星を追尾しました。
やはり、衛星が近づくと水平方向の移動スピードも速くなるので、結構頻繁にローテータ-を調整しないと信号が直ぐに弱くなってしまいます。
アンテナの開口角がかなり効いいていますね。20エレのクロス八木スタックくらいが丁度良いのかもしれません。
実際の仰角70度ってどんなんだろうと思い、外に出てアンテナの写真を撮ってみました。
後20度で垂直ですからね。さすがに風が弱かったので動かしましたが、10mを超えるような風が吹いていたらQRVしませんね。
日本の直ぐ近くの上空を通過したため、国内としかQSOできませんでした。
昼に次のオービット1880が来ましたが、こちらの最大エレベーションは27度となっており、このくらいが丁度良いですよね。
カバーエリアがEUまで入っておりますので、このオービットではOE、YO、4Z、IとQSOすることができました。
このIO-117は430と144のDupelexではない事と、PKTだけなので衛星も追いかけやすいです。
430のスプリット運用で、ビーム範囲に入っているときは、自分の出したパケットがデジピーとされて自分で復調できるので、これでビームの位置を確認することができます。
EMEのエコーのようなものですが、自分のPKTが返ってくれば確実に衛星に届いていることになるので、凄く良い判断になりますね。
ただCube衛星はスピンが多いようで、単一偏波よりも円偏波の方が良いみたいですね。
数日のQSOでDXCCは13E、VUCCは30と良い調子で伸びています。まず最初の目標はIO-117でWACを達成したいですね。北米のパスは分かりましたが、南米とアフリカが交信範囲になるオービットを探すことが先決ですね。