公開日 2014年4月1日 最終更新日 2014年4月1日 by JE2UFF_Toshi
前回で終了の予定でしたが、もう一つ書こうかと思っているところで、コメントも頂きましたので、番外編として書いてみようかと思います。
ALCすなわち、高周波段での歪みのことです。 ———
どこかで呼んだのですが・・・(何処だか思い出せない) JT65はFSKだから瞬間的には単一周波数になるので、相互変調歪みは発生しないのだから、ALCはガンガン振らせても、規定値以内なら関係ない。
CWではALCをガンガン振らせるだろう、それと同じ事なので全然問題ないと。・・・そう言われればそうかもしれませんが、JT65は65トーンによるMFSKモードで、AFからの入力によるAFSKと同じだと思っております。
高調波によるスプリアスは、LPFで除去できると思いますが、ALCの掛かり始めの歪みはどうなんでしょうね。
基本的には、ALCが掛かり始めから非直線的な領域が始まるわけですので、ALCをガンガン振らせても良いとは思えないのですが。
この辺、上手く分からないので教えていただける人がいると助かります。
子連れ狼が存在する ———-
もう一つAF段の歪みについてですが、AFSKでロートーンで使用すると、フィルタ帯域内に子供が入ってしまい、そのまま送信されてしまうので、AFSKの場合には子供が帯域外になるようにハイトーンを使用するように指導されてきました。
これとまったく同じことがJT65でも起こりうるのでは・・・ と言うか、経験したのですが・・・
低い方の周波数に出ている局だと思うのですが、デコード時に高低2つの周波数でデコードし表示します。
これって、明らかに入力オーバーの歪みから子供が帯域内で発生していると思うのですが、そんな経験された方ないですか?
私は何度か経験しました。
ちょっと、中途半端ですが最終回を書いた後に思ったことを番外編で書きました。いずれにしても、入力を上げていくとALCが振れだす訳ですから、AF入力を必要以上に上げない、コンプレッサーは入れない、ALCは極力振らせない、これで決まりかな。
ALCの部分は誰か教えていただけると、もう少しスッキリするんですがね。
これでおしまい! ・・・の予定。
毎日、楽しく読まさせて頂いております。ちょっと古い記事なんですが、
>JT65はFSKだから瞬間的には単一周波数になるので、
>相互変調歪みは発生しないのだから、ALCはガンガン
>振らせても、規定値以内なら関係ない
ということはありません。位相や周波数が変化した時点で
色々な周波数成分が発生します。スペクトラムが広がるのは
このためです。勿論、ユックリした変化であれば、帯域は
少ししか広がりません。でも、単一周波数ではありません。
HYDさん、コメントありがとうございます。
私も、この記事の部分をどこかで読んだのですが、言い切っているので、何か変だと思っておりました。