公開日 2005年2月13日 最終更新日 2018年4月21日 by JE2UFF_Toshi
昨日からコンテストに顔を出している。コンディションや電波伝搬はどうかなと思いながら。PCのメインスクリーンにDX Atlasを表示させて太陽の動きとグレーライン表示をさせながら7メガをチェックしてみた。
これって凄い!太陽の動きにより夜間とグレーラインの位置が移動していくが、そのとおりに伝播のパスが変化していくのが分かる。
通常夕方から夜半にかけて北米のパスが開けると思うが、実際には夕方には未だ中米や西海岸は夕方にはなっていない。確かに中米等は殆ど聞こえない。これが2200JST位になるとちょうどグレーライン辺りがかかってくるので中米が聞こえ出す。2300JST頃が一番強いね。このDX Atlasは年間カレンダーから太陽位置が変化するので、今は赤道より若干南の位置を太陽が通過している。
ヨーロッパも同じ、夜半ではUA3辺りが夕方になり多く入感するようになるが未だ奥のほうは午後である為開けてこない。これが、0100JST頃はちょうどヨーロッパの半分くらいがグレーラインにかかり、バルカン半島辺りまで良く入るようになる。
これは実際のF層の電離層状態も表示させることが出来るので、この2つを切り替えながら予測すれば、かなりの確立で無駄なワッチをすることを避けることが出来る。従って、片パス状態なのかちゃんとパスが有るのかが判断できるので、無理に呼ばなくても後でチャンスが有るのか、今がチャンスなのかの判断材料にもなる。
しかし、このソフトを使っても不思議なのは日が昇った0730JST、グレーラインからは完全に外れているにもかかわらず、数局の東欧の局は強力に入っている。国内の信号が上昇しノイズフロアも上がっているのにしっかりと入感しているのだ。しかし、こちらからは届かない場合のほうが多い。片パス状態だが、予測するに中国大陸当りに有るグレーラインで反射しJAに到達しているようだからそうとうなパワーが入っているのだと思う。そういえば、昔のCQ誌等で東欧の局のコンテスト局の紹介記事などで放送局なみの設備とアンテナで運用している写真がよくあったような気がする。
私はこんなソフトの評価まがいなことをやりながらコンテストをやっているので局数も伸びず、本当にお遊び程度だ。そういえば、今回感じたことは、多くの局が同じ場所で出ているのだが、JAからクリアスポットでもEUでは混信の真っ只中だと思う。そんな中で、JAの数局はCQ TESTを出しながら呼ばれ続けていると言う事は、EUの地でもそこそこ強く入感しEUのローカルと肩を並べるレベルで入感しているとであるから、それって凄いことだと改めて思った。やっぱりコンテストをバリバリやっている人は設備のメンテナンスもしっかりやって、常に万全の状態にしているのだろうなとしみじみ感心しました。
ずぼらな私はお呼びじゃないって事ですね。
今朝は特別珍しいとこは無かったです。やっぱりお呼びじゃないでした。