公開日 2019年3月25日 最終更新日 2019年3月25日 by JE2UFF_Toshi
トラブル続きのFET SWですが、ここに使用しているFQP47P06と言うFETのデータシートを見ていると、ちょっとだけ気になるところが有る。
CoutinuousのID規格値であるが、TC=25℃のときが47Aであるが、Tc=100℃のときは33.2Aになているではないですか。20Aを連続に流したら、直ぐに温度は上昇する事が確認出来ており、この時のヒートシンク温度は50℃くらいにはなっているんです。
そもそも、1KW可能なSSPAですが1KWを出すには33A以上が必要であり、この状態で連続したら多分直ぐに温度が上昇するので、かなりやばいんじゃないかって思う。
2回めに壊した時はFETがショートしたし、裏面を見るとボコボコして溶けたような変な感じになっていることを考えると、温度上昇は半端ないことが分かる。
但し、W6PQLの言うようにRFの回り込みがあったら、この限りではないと思うが。これは600Wくらいで安定して使用するに丁度よい設計になっているんじゃないかなって思う。
FETを調べていくと、Vdsが60VでIDが80Aのものも有るのですが、これらを使用するとほかが壊れそうで怖いですね。つまり、FETが壊れるので他が壊れるのを防いでくれると考えれば、まあ良いかと思えなくもないです。
今度は、300℃くらいまで耐えられる耐熱放熱用グリスでも塗って、放熱を万全にして見ることと、コアをFET SWの入出力に追加して発振防止をして対応してみようと思います。
ケーブルも現在AWG#6を使っていますが、AWG#10くらいにまで落としてコアにケーブルが巻けるようにしたいと思います。