公開日 2020年2月25日 最終更新日 2020年2月25日 by JE2UFF_Toshi
こんばんは。3連休を使って準備を始めたDG7YBN製ワイド11エレですが、どのくらいの実力なのかMMANAを用いてシュミュレーションしてみました。ブームとしては3.2WLになりますので、そこそこ使い物にはなると思います。この11エレを128本使っているのがDL7APVですからね。
まずはシングル八木での儒教をチェックしてみました。DG7YBNアンテナの特徴とも言える部分は、ラジエータがブーメランの格好をしております。今回作った物の寸法をそのままはめ込んでいます。
11エレですので、ビームパターンもこんなものでしょうね。DG7YBNがEZNEC+を用いてシュミュレーションしているビームパターンとほぼ同じですので、割といいところ行ってるかんじです。
ただ、こちらのほうがゲインが5dbiほど大きく出ています。多分、グランド状態の設定違い殻ではないかな。完全導体で計算していますが、自遊空間にすると14.77dbiになるので、EZNEC+とほぼ同じですから、シミュレーション結果は間違っていないと思います。
今回、このYBN八木を4パラにして使用するつもりなので、4パラでの状態もシミュレーションしてみた。
両サイドの25度付近にあるサイドローブが気になりますね。フロントのビームはだいぶシャープなんですが、サイドローブを付加すると、最初のパターンと概略は同じですね。
11エレの4パラにしては、まあまあの性能だと思います。この場合にはLNAが2段必要かな。
せっかくなので、4パラ2段だとどうなるのかまでチェックしてみました。
4パラ2段にすると、打ち上げ角がだいぶ低くなりますね。完全導体で約30dbiは凄い。自遊空間で-5dbとしても約25dbなので、市販品の20エレと大差ないですね。
ちなみに自遊空間でMMANA-GALで3Dにしてみるとこうなります。
今回、給電部を作成した時に普通のアンテナアナライザだと430MHzになると、SWRとR程度しか測れないのですが、nanoVNAを使うと一気に色々と見えて非常に便利でした。
特に、ラジエータの位置決め(共振点似合わせる)にはかなり使える機器ですね。