今日はアマチュアらしく、久々にキットを購入したので半田鏝を握ってみた。最近の自作は160m関連のアンテナばかりだったが、今回もまたその160mのアンテナ作製や受信能力向上の為に欠かせない部品の測定用だ。
アンテナアナライザーは購入しタワーシャントや受信ループの作製に大活躍しているが、今回はもう少しエキスパート的に、カット&トライからの脱出だ。
購入したのはストロベリー・リナックス社が販売しているポケットL/Cメーターキットだ。今回、このシーズンオフを利用し160mの受信ループの強化を図ろうと思い、今まで適当に巻いていたインピーダンス変換トランスもちゃんと作ろうとの事。
また、その先のシーズンまでには160m専用のプリセレクタも作製したいと言う目的の為に購入した。何よりデジタル表示で価格が安いと言うことからの選択ですが、今まで数社から出ていたL/Cメーターのキットも殆ど姿を消し、むしろ選ぶ程種類が無いのも実態です。
代引き要求でオーダーすると3日位で到着しました。

小さなクッションの入ったバッグで送られて来た物の中を開けると、更に静電防止のエアーキャップに入った パーツが出てきました。

中の部品は大きく、IC、LCD、その他電子パーツとPWBです。部品点数も多くなく簡単に組み立てられそうですね。説明書は写真入りのカラーコピーされた説明書で、注意点は赤い文字になっておりなかなか親切な作りです。

まずはIC以外の抵抗から取り付けを開始し、次にコンデンサ、機械部品の順番で最後にTRとICの取り付けを行い測定部の完了になります。

ここまで出来たら、後は表示部であるLCDモジュールにコネクタを半田付けしてサポートにねじ止めして完了です。

完成後は、それなりに正しく測定出来るように自己補正とゼロ校正を行います。これらの補正や校正も内部のFWからメニューを呼び出して実施するのでとりわけ簡単に終了することが出来ます。簡易測定器のキットで高級測定器を用いて校正するのではシャレになりませんからね。
だいたいの値(ドンピシャ)でなくとも解るようになれば、インピーダンスの整合なども今よりはロジカルに製作出来るようになりますので。
まずは受信ループのマッチングトランスを、これを用いて作って見たいと思います。
ついでに誤差が大きいと言われているMFJ-259Bも、クラニシの50Ω終端電力計を用いて表示の差がどの位あるのかをチェックしておきました。ピッタリに追い込めば良いのですが、バラスのがめんどくさかったので差だけを認識する程度で止めてしまいました。
50Ωの終端電力計の測定値はZ=53Ω X=2でした。45Ωが多いと言われたMFJ-259ですが、まあまあの表示なので良しとします。
さてと、次はトランスでも作りますか。