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何処でロスが発生しているのか?

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公開日 2009年9月13日  最終更新日 2018年4月21日 by JE2UFF_Toshi

 この前張り替えたスモールループアンテナ。しかしどうも調子が悪い、なんと言っても聞こえないのだ。聞こえないと言うのは、シャントフィードと比較しての話ですが、昔の時は明らかにシャントフィードの時よりノイズが抑えられて聞きやすかったし、良く聞こえた。

 それなのに今は全然聞こえない。今1824.5に出ているVK3ZLの信号を使って比較してみると、シャントフィードはノイズレベルも高いが579程度で聞こえる(QSBのピークですが)。

 これをループに変えると蚊の鳴くような信号になる。明らかにおかしい状態で今迄こんなことは無かった。MFJ-259Bを用いてリグの手前で確認しても1820でSWRは1.2を表示し共振は出ている。

 しかし、聞こえない・・・・ 一番最後にループアンテナを使用しQSOしたのは7月26日のVK9NIだ。今回の張替え工事より前に、実はマッチングトランスの交換をしている。これは8月11日だ。これ以降最近までDXの信号は聞こえなかったのでQSOはしていない。

 そしてこの前の張替え工事。張替えは使用ワイヤーを太くしているので、論理的にはQが上がる方向なのだが・・・・

 そうして考えてみると、どうもこのマッチングトランスが悪いように感じる。実は昔はT106-2をしようしていたのだが、CQ出版のトロイダルコア活用百科やHJなどの記事でT106-6を使用すると書いてあるので、T106-2から変更したのです。

 どうもこれが良くなかったように思えてきます。昔はT106-2でよく聞こえていましたから。アミドンのHPでデータシートを見てもやはり160mで使用する場合はT106-2の方が良いように思える。どうもトランスとしてのインピーダンス変換はちゃんとしているようだが、周波数特性的にロスしているとしか思えない。

 トロイダルコア活用百科に出ているT106-6は周波数特性が10MHz~30MHzでどう考えても160mではロスになると思われるのだが、どうしてこのコアを使用するのだろうか?

 周波数特性的にみれば絶対にT106-2だと思う。これは500KHz~10MHzとなっており、今作成しているSoftRockのBPFも160mはT30-2で6材ではなく2材を使用している。

 とりあえずはシャントフィードで何とか聞こえるがノイズレベルの関係で耳が疲れる。やはりT106-2でもう一度マッチングトランスを作り直し交換するしかない。

 次回の連休に雨漏り対策を兼ねた交換工事を実施しもう一度様子を見ようと思う。

 T106-6にするんじゃなかった。たかがスモールループですが奥が深いですね。

 

 

ABOUT ME
JE2UFF_Toshi
年々若者のアマチュア無線人口が減る中、何時までも現役でやり続けたく、若き日の想い出を胸に、熱き思いを忘れないように「燃えよDX」と言うタイトルを付けました。単身赴任以降、過熱するDXスロットゲームに違和感を覚え、主力だったHFのアンテナも下ろしてしまったこともあり、燃えるような情熱からいろんな楽しみ方が有るんだ。そう思えるようになって、タイトルもむせん見聞録に変更しコツコツマイペースでやってます。 最近は6mの面白さのハマっています。
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