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何処でロスが発生しているのか?その2

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公開日 2009年9月14日  最終更新日 2018年4月21日 by JE2UFF_Toshi

 今日1日、空いている時間にネットを駆使し、いろいろと調べて見た。その中でとある面白いページが見つかった。疑問に対しての回答が載っていたのです。しかし、残念ながらページアドレスは忘れてしまいました。

 直接的にT106-2とT106-6の違いについて書いてあるわけではないのですが、十分すぎるほどのヒントでした。

 それは#43材を使用した例で説明して有り、#43材も同じように周波数特性事態はVHF帯となっていると言うところからの始まりです。

 しかし、#43材はHFの顧問モードのチョークやマッチングトランス等の説明に良く出てきております。ここで同じような疑問と成るわけですね。VHF帯域用のコアなのにどうしてHFで使用するのか・・・・・

 そこに書かれていた事を簡単に書きますと、コアに線材を巻きつけると線間容量等の影響により使用周波数帯域が下がって来るとの事です。従って、VHF用のコアである#43材もHF帯で十分使えることになるそうです。

 そうすると、そうするとですよ、周波数帯域が10MHz-30MHzのT106-6のコアも、マッチングトランスとして線材をグルグル巻きますので、線間容量により使用周波数帯域が低くなり、160mでの使用に対して問題なくなるということだと思います。逆に言うと、T106-2のコアでは元々が500KHz-10MHzですから、160mより更に下方向に周波数がずれてしまうと言うことになります。だから、T106-2を使用したときも思ったほどの感度向上はなかったのですね。

 更に、更にです。マッチングBoxの写真を見ていて気が付いたことがあります。T106-2とかT106-6とかいう前にもっと大きな問題があったのです。

 完全に私のチョンボですが、1次側と2次側の取り付けが逆なんです。本来は1波長に対してかなり短いループアンテナのインピーダンスはかなり小さくなるので、それをステップアップして50Ωに近づけなければなりません。

 それが、今取り付けてあるのはステップダウンする方向に取り付けてあるのです。具体的にいうと、1次側の2.8μH側がループで2次側の12.6μHが50Ω側になります。単純に1:4でステップアップする形ですね。

 これが今取り付けているのはループ側に12.6μH、50Ω側に2.8μHがついているのです。これでは入ってきた信号が無くなってしまう訳です。

 なんとも恐ろしいのは、これでどうにか調整が出来てしまったことですね。途中でバリコンの容量が足りなくなり固定コンデンサを追加したときに気が付くべきでした。

 多分、これが主原因でこれを直せばよくなるのではないかと思っております。これを交換すればT106-6の方が良く聞こえそうな気もしますが・・・・

 いづれにしても土曜日にトランスをまずはひっくり返し、数日確認して駄目だったらT106-2に変えてみます。

 悩んでいたことが解決の糸口が見え、なんともスッキリ致しました。多分、これで直るのでは・・・

 土曜日は天気が良ければいいですね。

 

ABOUT ME
JE2UFF_Toshi
年々若者のアマチュア無線人口が減る中、何時までも現役でやり続けたく、若き日の想い出を胸に、熱き思いを忘れないように「燃えよDX」と言うタイトルを付けました。単身赴任以降、過熱するDXスロットゲームに違和感を覚え、主力だったHFのアンテナも下ろしてしまったこともあり、燃えるような情熱からいろんな楽しみ方が有るんだ。そう思えるようになって、タイトルもむせん見聞録に変更しコツコツマイペースでやってます。 最近は6mの面白さのハマっています。
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