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公開日 2014年3月31日 最終更新日 2014年3月31日 by JE2UFF_Toshi
さて、何回かに分けて書いてきた連載も、今回を持ちまして最終回になります。
-1dBの信号は悪か?と言う問いに対して、私はやはり悪だと思います。
必要以上にパワーを上げる、必要以上にマイクゲインを上げる、プロセッサーを入れる、ALCをガンガン振らせる、どれをとっても結果的に歪を増大させて、受信に悪影響を与えるからです。
歪により直接デコード出来ない場合もありますし、パワーが大き過ぎて信号が強く、その局でリグのAGCが掛かり、結果的に弱い局を抑圧してしまうからです。
パワーは使っているアンテナとコンディションによる部分がありますので、一概には言えませんが、歪に対しては100%悪だと思います。
JT65を運用する方は、必ずプロセッサーは切る、ALCは殆ど振らせないを遵守して頂きたいと思います。
パワーにおいては、QSOした局より、もらうレポートが強い場合、パワーを下げる習慣付けをすると良いです。コンディションが下がり出したら、元に戻せば良いわけですから。
以上、クレームを受けないように、電波の質には十分注意しましょうね。
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JJ0PTY JT65愛好者です。非常に強い信号があるとAGCがかかり弱い信号をうけにくくなりますので、強すぎる信号は、はた迷惑なのはご指摘のとおりだと思います。しかし、歪についてのご指摘は、やや違うのではないかと思います。スピーチプロセッサはRF信号に対し制限をかけています。JT65はFSKですから、瞬時には単一周波数信号です。従って、RF帯での歪は高調波として現れ、パワーアンプの後ろのLPFで除去され、最終的に歪とはならないと考えます。もちろん、AF帯での歪はそのままでてきますから、はた迷惑です。
PTYさん、コメントありがとうございます。おしゃられていることは、確かにそうだと思います。RF段での歪みは確かにLPFで除去されると思います。
私が、気にしているところはスピーチプロセッサーと歌いながらも、実はAF段でのコンプレッサーまたはリミッタという非直線性要因のことが主です。
またALCについても、少々思うところが有り、正しいのかどうかも分かりません。
番外編で書こうかと思っていたことがございますので、是非コメントを頂きたいと思います。
なかなか、思い込みの部分もありますので、コメントいただけると非常に勉強になります。
よろしくお願いします。