おはようございます。連休前に注文しておいた432MHzのバンドパスフィルターがセルビアから到着しました。EUの郵便が新型コロナウィルスの影響で混乱しているようですが、今回はDHLを使用して輸送を掛けたため、注文後に製造し到着まで、割と早く到着しました。
セルビアはちょっと前まで内戦をしていた地域とは思えない迅速な対応です。
到着したBPFは箱を開けると、更にシュリンク包装されておりました。大きさは82x48x36程度で、真鍮製で板厚1㎜のケースで作成されており、コネクタを含めて上下のふたも全て半田付けされております。
ずっしりとしたしっかりとした作りですね。
今回購入したのは、前回チェックしたSMD部品で作られているBPFはロスが多くていまいちだったことを踏まえ、Hi QでLow Lossと言う所に惹かれました。購入先のAntenna-Amprifiersはコマーシャル品も製造する会社で、かなりしっかり作ってくれるので何回か利用しております。
送信用の1KWのBPFもここで作成してもらいました。
早速、特性がどうなっているのかをnanoVNAを使いチェックしました。
nanoVNAと比較してみると、BPFの大きさがどの程度なのかが分かると思います。
これは、帯域特性とSWRの特性で100MHz~1GHzまでをスキャンした状態です。マーカーの位置が433MHzになりますね。-3dBの位置が約350MHz~550MHzくらいになっていると思います。
こちらはスミスチャートになり、マーカーの432MHzの位置は47.5Ω+2.12nHとなっています。
流石に以前に購入したSMDのBPFの2倍の価格はするだけあり、特性的には素晴らしいものが有ります。
今回、このBPFを購入した目的の一つとしてLNAで増幅した後に、増幅した信号を430MHz帯で一旦帯域を絞りこみ、その信号をポストアンプに通すことにより目的信号を更に増幅することを目標としております。
前回のSMD型のBPFでは、NFが悪化する方向に行きましたので今回の物に期待した次第です。
次は、LNA⁺BPF+ポストアンプの組み合わせでどうなるのかを調べていきたいと思います。