公開日 2020年5月15日 最終更新日 2020年5月15日 by JE2UFF_Toshi
おはようございます。大幅改善と言われたWSJT-X2.2.0.rc1をインストールして使用し、自分の環境でのメリットデメリットが何となく見えてきました。
自分の環境と言ったのは、多分使用するアンテナで変わってくるからと思ったからです。
自分の環境は30mがAFA30ですが、それ以外はバーチカル(40/20/15/10m)なんです。そのバーチカルを使用と言っても、実際には40mしか使用していません。
そんな中で感じたメリットは、やはり「SNRの推定値が+20 dBで飽和することはなくなり、通過帯域内の大きな信号によって、弱い信号のSNRが低くバイアスされることはなくなりました」と言う事ですね。
これは大きなメリットで、昨晩も強いJAの横にいるCO3JAとQSOができました。今までですと、強い局の横にいると、抑圧されて信号は確認出来てもデコード出来ない事が多かったです。
一方、デメリットとしては弱い局を拾えても、こちらも弱いので結局その先にシーケンスが続いていかない事が意外と多いと言う事ですね。
いわゆる耳が良くなった感じなので、ずんずんできると勘違いしやすいと言う事です。この時に、以前のように714Xなどを使用していれば、見える局はQSO出来ると言う具合になるかもしれませんが、バーチカルではそんなことはありません。
これはQSOしながら思った事ですが、同じ2.2.0rc1を使用している局ならば、同じように感度抑圧が抑えられるので、QSOできる確率がもっと上昇するのではないかと言う事ですね。
つまりまとめると、2.2.0rc1でデコード能力が改善された事がメリットで、その効果を最大に活かすことができるのは、同じ2.2.0rc1を使っている局となります。
デメリットは全く逆になるので、2.2.0rc1と2.1.2の間のQSOでは2.2.0rc1の改善効果を活かしきれないということでしょうね。
以上が、50局くらいQSOしてみた時の感想です。