昨日は天気が良かったので、作りかけのGTV70-11Wの本体組み立てを手掛けました。ブームの穴あけから始めましたので、意外と時間が掛かってしまい完成品は1本のみです。
最も、全部作ってしまうと置くところが無いのでとりあえず1本作成し、ブームの干渉具合のチェックを実施しました。
天野アルミニウムから購入した20㎜角のパイプ。板厚はt2なので結構しっかりしています。
このパイプに計算した長さの位置にマーキングを入れていきます。コンベックスはガタが有るので、曲尺を使っての測定とマーキングになります。
マーキング箇所は、エレメントの10箇所と放射器の2箇所、そしてコネクタを固定するブラケットの2箇所となり、全部で14か所のマーキングです。
これを4本分について全部行います。
エレメントの穴あけ位置に対して、放射器は90度ずれた位置に。更にはコネクタブラケット取り付けは、放射器の反対側とマーキングをする位置がバラバラなので、意外と時間が掛かりました。最初の1本はコネクタブラケットの位置を間違えてしまいました。
マーキングが完了したら、ポンチで穴あけ位置を更にマークして穴あけ作業の開始です。
エレメントがΦ4に対して、エレメント固定用のブッシュがΦ6なので、6㎜の穴を開けます。このブッシュはDG7YBNデザインで押し込むとエレメントが固定される構造のものです。
4本分のブーム全てに先に穴あけ工事を完了させます。ここまで完了しておけば、時間がある時に本体組み立てをすればいいだけですからね。
さて、次はエレメントの取り付けになります。
まず放射器以外のエレメントと固定ブッシュで1っセット当たり使用する部品はこれだけです。
このブッシュは優れモノなので、DG7YBNに追加注文を入れようとしたのですが在庫切れで、しかも製造が中国なので入手は何時になるか未定との事でした。
エレメントの取り付け作業はブッシュを押し込むだけで完了。
こんな感じでブッシュにエレメントを通し、それをブームに圧入するだけなんです。圧入作業には720のエレメントが丁度良い大きさなので、これを使いハンマーで軽く叩いて押し込みます。
圧入が完了するとこんな感じでエレメントが固定されます。
こんな感じで、エレメントブッシュはほとんど分からないですね。ちなみに右側には720のエレメントを挿入して押し込んでいるところです。
放射器を除き、11本のエレメントの挿入が終わればほぼ完成になります。
さてここまで来たらもう一息、放射器の取り付けと同軸バランの取り付けで完了になります。
まずは放射器の取り付け
同時にマストに固定するクロスマウントも取り付けました。
同軸バランを取り付けてこれで完成になります。
この完成品を手持ちのマストに取り付けて、マストとアンテナの干渉確認を実施しました。特に影響もなく432MHzでのSWRは1.0でインピーダンスもほぼ50Ωでした。
後は同じものを3本作れば完了になりますが、今週は台風が来ますので今回はここまでとしました。
後は分配器を手に入れる必要がありますね。