やはり予想通り土曜日から天気は不安定な状態になり、特に昼前から強風が吹き荒れるような天気になった。10mを超える風がコンスタントに吹き出したので、昼からタワーを最小まで縮めておとなしくしていた。
朝方のオービット1904が南から東経由で北に昇っていくルートだった。
今回のオービットが北米とQSOできそうなしっかりしたパスだったので、朝からこのオービットに参戦した。
最初はオセアニア方面が開け、VK/ZLのアクセスがあった。その中でZL3MHが未交信だったのでコールしてQSO。開始早々良い結果になった。
その後、JAとQSOしているうちに北米との重なるパスになってきたら、なんとVA7TFのコールがコピーできた。すかさずコールをするが、相変わらず偏波面の回転が多くて上手くデジピートがされてこない。
その内に急激に信号が強くなり、無事QSOすることができた。初めてのVEです。
どうやらパスは有るのと、金曜日の夕方から夜になるようで北米のアクティビティが上昇してきているようです。
1分間隔でCQを出していると、西海岸から立て続けにコールがあります。チャンス到来と変身するのですが、相変わらずの状態。
思ったのですが、EME用のシステムではビーム開口面積が狭いのでこまめに衛星を追わなければいけないのと、予想以上に偏波面の影響を受ける事が分かりました。
15エレスタックか、15エレのクロス八木の方が衛星を追いかける頻度も下がりよいのではないでしょうかね。
ただ、EMEのアンテナの効果が有ったのはもう仰角が5度を切って、周囲の山に掛かるのでは無いかと思われた時間対でも、QSOできた事です。
このように、仰角が2.1度の状態でなんと北米東海岸のW2GDJとQSOすることができました。この後もパケットの信号は聞こえるのですが、信号が弱く復調できないので何処が出ているのか確認はできませんでした。
EU方面もそうなんですが、仰角が低い位置でもかなりの割合でデコードできるのですが、送信のビームパターンの関係か、微妙にアンテナの包囲を調整していないと、デジピートしてきません。
従って、折角呼ばれても尻切れになるパターンが多いです。
しかし、朝のパスは非常に調子が良く、初めての北米が多数QSOできました。
今回QSOできたNAの局は
VA7FT, K7MT, W7FN, VE7PTN, CJ7TF, WI6K, W8LR, N8MR, KQ4DO, W2GDJ
の10QSOができました。
このQSOでSATELLITEのDXCC Challengeが23Eになり、WASは4、VUCCは51になりました。
毎回のオービットを追いかける事ができませんので、オービット自体を絞ってQRVしていきたいですね。