公開日 2023年10月6日 最終更新日 2023年10月6日 by JE2UFF_Toshi
おはようございます。今週になってから朝晩の気温が急激に下がっております。今までのようにタオルケット1枚では風邪を引いてしまいますね。秋らしくなってきました。
昨日の朝、GCにQRVしてみたら何だかおかしいなって事に気がつきました。たまたま気がついたのですが、何だか妙に反射が多いような気がするんです。
ちょっと前まではこんな事無かったんだけどな。そう思いながらも運用を続けていて、GCが見えなくなってから確認を行いました。
なんと、パワーを上げるとSWRが急激に悪化するんです。でもアンテナアナライザーで計っても特に悪いところは見つからない。
そう言えばこの前久々にEMEにQRVしたときに、一瞬でしたが急に反射がドバッと増えて元に戻った事が有ったのを思い出しました。
アンテナを外してダミーでチェックしても普通にパワーも出て反射が何も出ません。考えられるのは、アンテナ直下のLNAに使用しているリレーがアイソレーション不良を起こしていること。
十何年も使っていますからおかしくなっているかもしれませんね。反射が急に起こった時も、エコーチェックをした後の通常送信でしたので、リレーの戻りがいまいちだったのかもしれません。
やはりセット品ではなく、東通のCX600あたりで自作しないとダメですね。と言う事で急遽LNAの遅延回路を含めてコントローラを設計しました。
簡単な回路ですが、送信時にLNAの電源を落とすのと、入出力端を終端する回路を組込、受信に戻る際にリレーの動作時間分遅延するようにしました。
こんな感じで評価もして動作確認もできました。
全部ディスクリートで組もうと思いましたが、調整が簡単なように何時ものArduinoを使ってしまいました。
一気にパターンまで作成してしまいましたが、この週末でもう一度パターンチェックを行い発注しようと思っております。昨夜は遅くまで掛かってしまいましたね。
とりあえず、現状は交換品がありますので交換しようかと思いますが、また同じ問題が発生しそうなので、キバンができ次第オリジナルを作成して交換をするつもりです。
CX600でも430MHzの許容定格値は800Wですが、今使っている市販品はそれよりも遥かに小さくて600Wになっておりますが、多分ハイパワーで酷使するとアイソレーション不良が発生するんでしょうね。
ある意味消耗品のように思えますが、市販品は高価なので自作を作っておけば各パーツ毎交換できますからメンテナンス性は向上し、コストダウンにもなるかと思います。
長年使っているとトラブルが一気に続きますね。